シマンテックは21日、非構造化データの保護/管理を中心とした情報リスク管理戦略と、同戦略に基づく製品群を発表した。
同社は、米国本社が9月に実施したITマネージャー向け調査の結果を基に、電子メールやファイルなどの非構造化データについて「ITストレージコスト増大の主要因であるだけでなく、情報リスク管理の不備に起因するセキュリティ上の問題やビジネス上の問題の根本原因にもなっている」との見解を発表。こうした問題を解決すべく、「組織の情報をあらゆる場所で保護し、ストレージコストを削減して、コストの高いワークフローを自動化していく」としている。
シマンテックは、同戦略に基づく製品として次の3つを提供していく。
Symantec Brightmail Gateway: 従来のSymantec Mail Securityに当たる製品。メールファイアウォール、アンチスパム、インスタントメッセージングセキュリティ、アンチウイルス、コンテンツコンプライアンスなどを備える。信者評価テクノロジと管理機能に特徴があるという
Symantec Data Loss Prevention 9.0: エンドポイント、ネットワーク、ストレージのすべてを単一のインタフェースで管理することができる製品。新版では、エンドポイントイベントの対象拡大、エンドポイントのDLP管理の単純化、データ検出機能の強化が行われている
Symantec Enterprise Vault: データの保存、管理、検出を担う、「インテリジェントアーカイビングプラットフォーム」と呼ばれる製品。新版では、データ重複排除機能および電子データ開示要求機能を強化したうえ、関連するエネルギーコストを節約。非構造化データの保存コストを60%以上削減できるという
同社は、併せて、Symantec Data Loss Prevention 9.0の発表も行い、国内では2009年前半の発売予定であることを明かしている。