電子認証サービスを展開するグローバルサイン(GMOインターネットグループ)は、ヤフーとの連携による新認証サービスを11月17日から開始すると発表した。EC市場が成長し、インターネット上での実在性証明が企業の信頼性を高めるうえで重要になる中、組織に属さない個人でもドメイン以外による組織情報の認証が可能になるとしている。
17日より提供が開始されるのは「企業実在認証サービス supported by Yahoo! JAPAN」。申請はYahoo! JAPAN内のページから行ない、グローバルサインが登記簿や帝国データバンクなどの情報をもとにWebサイト運営者の実在性を認証する。認証されると、実在性を証明するサイトシール(リンク)が付与され、サイト利用者はこのシールから組織情報などを確認できるようになるほか、申請サイトのリンクがYahoo! JAPANとグローバルサインのサイト内に掲載される。Yahoo! JAPANから導線が貼られることで、「『Yahoo! JAPANに掲載されているサイト』という信頼性をアピール」(グローバルサイン)することもできるとしている。同サービスの利用価格は年間52,500円(税込)。
なお、グローバルサインの他の認証サービスもヤフーと連携する。ドメイン名の所有確認とSSLサーバ証明書の発行を行なう「ドメイン認証SSL supported by Yahoo! JAPAN」(年間42,000円)、企業の実在性証明とSSLサーバ証明書の発行を行なう「企業実在認証+SSL supported by Yahoo! JAPAN」(年間84,000円)も17日より提供する予定。