ネオジャパンは7日、大規模企業向けグループウェアの新版「desknet's Enterprise Edition Version7」を発売すると発表した。
ネオジャパン プロダクトマーケティング担当 部長 中沢仁氏 |
新版の最大の特徴は、外部サービスを取り込むことができるWebパーツ「ガジェット」が利用可能になった点。定義ファイル等が用意されているサービスであれば、簡単なJavaScriptコードを記述するだけでdesknet'sのポータル上から利用できるようになる。「Google ガジェット」や「Yahoo! ブログパーツ」などで公開されているガジェットを取り込むことも可能だ。
ネオジャパン プロダクトマーケティング担当 部長 中沢仁氏は、地図や路線案内、社内文書、営業成績などを社内ポータル上に取り込む例を示しながら、同機能の意義について「ポータルはコンテンツが重要。ガジェットに対応し、コンテンツの拡充が簡単になったことで、各人が本当に必要な情報を取り込めるようになる。これまでのような"お仕着せ"の状況が改善されるはず」と語り、ポータルを真に有用な情報共有サイトにするうえで必要な進化だったと説明した。
このほか、新版の強化ポイントのうち、特に強調されたのが、回覧・レポート機能とログ機能だ。
回覧・レポート機能は、これまで別々に提供されていた「回覧板」と「レポート提出」の両機能を統合したもの。「メールと電子会議室を併せたような機能」(中沢氏)で、関係者を指定して連絡事項を通達できるほか、レポートテンプレートをあらかじめ作成しておくことも可能だ。また、通達に対して関係者がコメントを記せるうえ、その履歴をだれでも閲覧することができる。文書の添付、フォルダ管理を行う機能も用意されている。
一方、ログ機能は、ユーザー/管理者の操作ログを残すためのもの。全ユーザーのログイン/ログアウト、登録/変更/削除、ダウンロード、CSVエクスポート、メール受信/送信の記録をWeb画面上で参照することが可能だ。必要なものだけを表示させたり、CSV形式でダウンロードしたりすることもできる。
価格は、52万5,000円(50ユーザーライセンス)~。ライセンス数に応じて割引が適用される価格体系で、無制限ユーザーライセンスは1,050万円。