NTTデータは28日、Webアクセシビリティのチェックが可能なサイト「HAREL(ハレル)」の無料提供を開始したと発表した。チェックしたいWebページのURLをHARELに入力するだけで、アクセシビリティ(高齢者や障がいのある人でも使えること)への適合度が点数で表示されるほか、改善すべき内容の解説が表示されるようになっている。

「HAREL(ハレル)」のトップページ画面。URLを入力するだけで、アクセシビリティへの適合度が点数で表示される

「HAREL」は、Webページのアクセシビリティをチェックする観点を具体化し、NTTサイバーソリューション研究所の技術によりツール化。

ソフトウエアのインストールは不要で、チェックしたいWebページのURLをHARELに入力すれば、「文字サイズの変更が可能か」「画像に代替テキストが付いているか」などWebページのソースコードを約130の観点からチェック。適合度を数値で示すことにより、「Webページ作成者のアクセシビリティ改善に向けた明確な目標設定が可能となる」(同社)。

また、適合していない個所を画面でマーカー表示したり、ソースコードをハイライト表示したりと、改善すべき内容を詳しく解説することで「より簡便なアクセシビリティ改善をサポートすることができる」(同)という。

同社では、「Webページにおけるアクセシビリティに関する傾向を分析し、さらに簡便で効果的なアクセシビリティ改善技術の開発につなげたい」としている。