JUnit 4.5登場、アノテーション処理改善でオーバヘッド軽減

Javaユニットテストフレームワークの最新版JUnit 4.5が公開された。JUnitはJavaアプリケーションのユニットテストフレームワークとして代表的な存在のひとつ。JUnitは4.0で大幅に改善され、アノテーションを使った簡単な記述が可能になった。4.5はとくにJUnitエクステンションをとり簡単に扱えるようにする機能にフォーカスして実施されたリリース。いくつか新しいエクステンションポイントも追加されている。

JUnit 4.5の配布ファイルはjunit-4.5.jar。外部でhamcrestクラスを使っている場合のために、hamcrestクラスを抜いたjunit-dep-4.5.jarも用意されている。アノテーション処理が改善されオーバーヘッドが軽減されているほか、JUnitCoreがより適切な終了コードを返すように変更され、テストクラスを報告するメッセージの改善、エクステンション(BlockJUnit4Runner、BlockJUnit4Runner、BlockJUnit4Runner、ParentRunner、TestClass、RunnerBuilder)の改善や追加などが実施されている。

アノテーション処理が改善されているため処理時に若干のオーバーヘッド低減が期待できる。アップグレードする必要性は低いが、そのほかエクステンションを活用したい場合などはこの最新版を使ってみるといいだろう。