13日(米国時間)、Grizzlyの最新版となるGrizzly 1.8.0が公開された。GrizzlyはJavaで開発されたサーバアプリケーション開発のためのライブラリ。Java NIO APIを活用して開発されたライブラリで、スレッドを使う方法と違い数千を越えるコネクションに対しても高いスケーラビリティを発揮するサーバを開発できる。

Grizzly 1.8.0には新しい機能が追加されている。GWTサポートが追加されたほかOSGi互換性の向上、Cometサポートの改善、パフォーマンスの向上、SPIクリーンナップの実施などがおこなわれている。同バージョンはすでにアプリケーションサーバGlassFish v3の最新版にマージされている。

Grizzlyを採用しているプロダクトはGlassFish以外にもJetty、OpenESB、ICEfaces、RESTlet、DWR、Jerseyなど多岐にわたる。Javaを使ったサーバアプリケーション開発を検討している場合にはGrizzlyの採用も検討に追加するといいだろう。