日商エレクトロニクスは23日、米ConSentry Networksの"Intelligent Switching Architecture"構想を全面的に支持、従来のエンタープライズスイッチ製品に加えて、同社の次世代インテリジェントスイッチを中心としたエンタープライズLANの構築事業に注力していくことを発表した。

同構想は、ConSentryが従来のアプライアンスベンダという立場から脱却し、本格的なスイッチベンダとして自社のスイッチ製品「LANShieldスイッチ」を使ったエンタープライズLANの構築を推進するというもの。

LANShieldスイッチは、従来のスイッチとは異なり、ネットワーク接続可否をユーザー認証(Pre-Admission)するだけでなく、接続後の振舞いをユーザーIDベースでレイヤ7において可視化するほか、アクセスコントロール、利用アプリケーションコントロール、ワームなどの不正プログラムの拡散防止(Post-Admission-Control)機能をシングルプラットフォームで提供する次世代インテリジェントスイッチ。

これによりレイヤ2/レイヤ3スイッチで構築する従来のLANとは異なり、ユーザーIDベース、レイヤ7のアプリケーションレベルでの運用管理、アクセスコントロールがLANスイッチ上で可能になる。そのため、導入企業のIT管理者は運用にかかる工数を削減させることができるようになるとしている。

日商エレでは、取り扱いスイッチ製品である「Extreme」、「Foundry」、「Juniper」のラインナップに、"LANShieldスイッチ"を加えることにより、従来のスイッチだけでは実現できなかった、次世代のエンタープライズ環境に求められるLAN構築をトータルソリューションで提供することが可能になるとしており、2008年度で15社、3年間で100社の次世代インテリジェントスイッチによるLAN構築を目指すとしている。