マクニカネットワークスは、住商情報システム(SCS)のデータセンタ「netXDC(Network eXchange attached Data Center)」へ、米NetEnrich製アプライアンス型リモートKVM製品「NetEnrich VPM Gateway」を提供したことを発表した。
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)の枠組みに沿って開発、設計されているNetEnrich VPM Gatewayは、Windowsを始めとするサーバ、ネットワーク機器など、ITインフラにおけるすべてのオペレーションを録画できるリモートKVMアプライアンス。
GUI上のマウスの軌跡まで記録する録画機能により、システム運用操作の確認/分析、誤操作の抑止、監査証跡に効果を発揮する。また、SSLによる暗号化やロールベースでのアクセス制御など、高度なセキュリティレベルを確保できる機能を備えている。
同アプライアンスの導入により、netXDCでは、操作内容を克明に記録し、誰が、いつ、どのサーバにアクセスし、どのような操作をしたか、といった細部にわたる履歴を一元管理できるようになる。
また、地理的に離れたデータセンタなどの機器に対しても、同一のオペレータがリモートから操作可能であるため、業務スキルの維持・均一化を図り、安定した運用によるサービスレベル向上と業務プロセス削減が実現されることとなる。
なお、netXDCにおけるNetEnrich VPM Gatewayの運用は2008年4月中に開始される予定である。