米Ziff Davis Holdingsの100%子会社にあたる米Ziff Davis Mediaは5日(現地時間)、同社の長期負債の削減を目的とした会社更生手続を行うことを、担保付き変動利付債の元本の80%以上の所有者が合意したと発表した。

発表によると、同社は米国ニューヨーク州南部連邦地方裁判所に連邦破産法11条(日本の会社更生法にあたる)を申請することに決定した。また、申請後すぐに提出された再建計画に沿って会社更生手続きに取りかかる予定だ。同社では、会社更生手続き中も通常通り操業を続け、今夏には会社更生手続きを終えるとしている。

会社更生手続きの一環として、会社更生手続き完了後のために最大2,450万ドルの資金を準備しておくことに担保付き変動利付債の所有者は同意している。これらの資金と同社の現在の現金準備高、キャッシュフローを合わせると、会社更生手続き中の操業には十分なだけの資金となるとのことだ。また、2億2,500万ドルにのぼる担保付き債券と担保付き負債は、最大額面5,750万ドルの担保付き債券と発行総数の88.8%分の普通株式に交換されることとなる。