NECは25日、インテルの最新クアッドコアCPU Xeonを搭載した3製品を含む、基幹業務サーバ「Express5800/600シリーズ」8モデルを発売し、本日より出荷すると発表した。
クアッドコア Xeonを採用したのはモデル670xi(以下670xi)、モデル680xi(以下680xi)、モデル690xi(以下690xi)の3モデル。690xiにはE5345(2.33GHz)、 680xiと670xiにはE5335(2GHz)が搭載される。NECではこれにより、システム性能を最大で60%向上させ、かつ、消費電力を現行機に比べで最大で約50%削減した(いずれもNECの測定によるもの)としている。
そのほか、全モデルにセキュリティ機能を強化したミドルウェア「A-VX01 R5.0」を搭載。これにより、ログオン連続試行回数の制限やパスワードへの有効期間設定などのセキュリティ対策が実現できるとしている。また、昨年10月に発表した同社のデスクトップ型シンクライアント端末「US110」やモバイルノート型シンクライアント端末「US60」も利用できるという。
NECでは、近年オフコンのアプリケーション資産やデータ資産を活かしながら、最新のオープンシステム環境に対応できる基幹サーバへのニーズが高まっており、今回の新製品はこのような市場のニーズに応えるものとしている。
本日発売されたサーバの主な仕様は以下のとおり。
製品名 | 備考 | 希望小売価格(税別) |
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Express5800/690xi | クアッドコア インテル Xeonプロセッサ E5345 (2.33GHz)×2、4GBメモリ、584GB(146GB×8ディスクアレイ) | 4,958万円~ |
Express5800/680xi | クアッドコア インテル Xeonプロセッサ E5335 (2GHz)×2、2GBメモリ、438GB(146GB×5ディスクアレイ) | 2,558万円~ |
Express5800/670xi | クアッドコア インテル Xeonプロセッサ E5335 (2GHz)×1、2GBメモリ、438GB(146GB×5ディスクアレイ) | 1,328万円~ |
Express5800/650xi | デュアルコア インテルXeonプロセッサ 5120(1.86GHz)×1、1GBメモリ、292GB(146GB×3ディスクアレイ) | 496万円~ |
Express5800/640xi | デュアルコア インテルXeonプロセッサ 5110(1.6GHz)×1、1GBメモリ、292GB(146GB×3ディスクアレイ) | 275万円~ |
Express5800/620xi | インテル Pentium 4プロセッサ 651(3.4GHz)×1 、512MBメモリ、80GBディスク | 125万円~ |
620xi-s | インテルCeleron Dプロセッサ341(2.93GHz)×1、512MBメモリ、80GBディスク | 82万円~ |
620xi-st | インテル Celeron Dプロセッサ341(2.93GHz)×1、512MBメモリ、80GBディスク | 55万円~ |