日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4日、既存のx86サーバ上のOSとソフトウェアの仮想化環境移行作業を行う「VMware Converter P2V移行サービス」を開始したことを発表した。価格は252万2,000円から。
同サービスは、日本HPもしくは同社指定のエンジニアがヴイエムウェアの提供する「VMware Converter」を用いて、顧客の既存サーバの仮想化環境への移行作業を行うもの。対象となる移行元のサーバOSが対象のものであれば、HP以外のサーバからの移行にも対応する。対象となるOSは、Windows NT Server 4.0 SP6以上+IE5以上/Windows 2000 Server/Windows Server 2003(32ビットおよび64ビット版)/Windows XP Professional(32ビットおよび64ビット版)。ただし、移行先の仮想化環境を稼動させるハードウェアはHPの「HP ProLiantサーバ(HP BladeSystemを含む)」のみとなっている。
同サービスには、技術的可否の調査、移行手順、移行スケジュールの作成などの移行計画の策定やOSの吸い上げと移行を行う「VMware Converter」サーバの構築、VMware Infrastructureのインストールによる移行先の仮想化環境の構築、ネットワークやディスクボリュームの再設定といったサーバの基本情報の設定作業などが含まれている。
また同社では、同サービスの提供に併せて仮想化技術導入後の効果測定を行い、推奨構成を提案する「VMware Capacity Planner アセスメント・サービス」の価格改定を実施、従来の約半額となる52万5000円からに改定された。この価格引下げにより、より多くのカスタマに同サービスを活用してもらうことで、VMware Converter P2V移行サービスの検討機会を広げ、仮想化技術の普及を促進するとしている。