英Sony Ericssonは16日(現地時間)、2007年第4四半期(10月 - 12月期)、および2007年通年の業績報告書を発表した。第4四半期、売上高は37億7,100万ユーロ(約5,941億円)で前年同期より微減、シェアは2ポイント増やし9%としている。

純利益は3億7,300万ユーロ(約588億円)、営業利益は4億8,900万ユーロ(約771億円)で、共に前年同期から減少となった。中でも純利益は前年同期比17%減となる。営業利益率は13%で前年同期の12.7%から増やした。

携帯電話の販売台数は3,080万台。前年同期から18%増加した。平均販売価格(ASP)は123ユーロ(約1万9,400円)。「W910」や「K850」などの主力ハイエンド端末が好調だったことから、前四半期の120ユーロ(約1万8,900円)よりは上がったが、前年同期の146ユーロ(約2万3,000円)と比べると下がった。これは、新興市場にシフトしつつある業界全体のトレンドと、低価格端末に注力するという同社の戦略の両方に沿うものだと説明している。

年末ショッピングシーズンを含む同期、W910などのほかに、「K550 Cyber-shot」「W200 Walkman」「W300 Walkman」「W580 Walkman」などが欧州、北米地区で好調だったという。

Sony Ericssonは同期、HSDPAをサポートした薄型のハイエンド音楽携帯電話「W890 Walkman」のほか、「K630」、HSDPA対応ストレート型「K660」などを発表している。さらに重要なのが、音楽サービス戦略「PlayNow」の発表だ。今年半ばにスタートを予定しているコンテンツサービスで、ここでは米Apple、フィンランドNokiaらと競合することになる。

このほか、インタフェースでは、英Symbianより同年取得したスウェーデンUIQ Technologyに米Motorolaが出資を表明するなど、戦略が軌道に乗っているといえる。

通年では、売上高は129億1,600万ユーロ(約2兆372億7,500万円)で、前年の109億5,900万ユーロ(約1兆7,275億円)から18%の増加となる。純利益は、前年比12%増の11億1,400万ユーロ(約1,756億円)。販売台数は1億3,400万台と、前年の7,480万台から38%も増加した。その一方で、平均販売価格(ASP)は下がり、2006年の146ユーロ(約2万3,000円)から2007年は125ユーロ(約1万9,700円)となった。

同社では、携帯電話市場における自社シェアを9%を上回る地点としている。これは、前年から2ポイントの増加という。

2007年11月、新たに社長に就任した小宮山秀樹氏は「よい1年となった」とコメント、今後も製品ポートフォリオの拡大により市場シェア獲得を目指すとしている。引き続き、「トップ3入りを目標とする」としている。