多彩な再生機能を備えるリニアPCMレコーダ、TASCAM「DR-1」

ティアックは、米アナハイムで17日より20日(現地時間)まで開催される世界最大規模の音楽・楽器ショーである「The 2008 NAMM Show」で、TASCAMブランドのポータブルリニアPCMレコーダ「DR-1」を発表する。日本国内における発売時期および価格は未定。

DR-1は、使用状況に合わせて向きを90度可変できる高品位ステレオコンデンサマイクを本体に内蔵。サンプリングビット数/レートは最高24bit/48kHzで録音することができる。録音フォーマットは非圧縮で高音質録音が可能となるWAVと、長時間録音も可能となるMP3に対応している。

録音メディアには汎用性の高いSDカードを使用し、4GB以上のSDHCカードもサポート。また製品には1GBのSDカードが付属する。バッテリーは充電式のリチウムイオン電池を採用し、フル充電で内蔵マイクを使用しMP3で記録した場合、約7時間の録音が可能。

DR-1は録音レベルを最適に保つオートゲインコントロールやリミッタ、そして風切音などの影響を低減するローカットフィルタ機能、録音済みのデータに新しい録音を重ねることが出来るオーバーダブ機能などを搭載。再生機能には、同ブランドの「MP-GT1」など「トレーナーシリーズ」で好評を得ている、音程を買えずにテンポを可変させるVSA(Variable Speed Audition)機能、音程を自由に変えることができるキー・コントロール機能、ループ再生機能など、多彩な機能を備える。

DR-1のサイズは70.0×135.3×27.0mm、重量は約208g(リチウムイオン電池含む)。またオプションとしてアクセサリーキット(三脚、ホルダー、マイクスタンド用アダプタ、ウィンドスクリーン)の発売も予定している。