Twitter社は16日(米国時間)、Digital Garageとパートナーシップを締結し、オフィシャルなTwitter Japanサービスを展開していくと発表した。同パートナーシップの一貫としてDigital GarageはTwitter社に投資するとともに、エンジニアリングや開発リソースを提供することになるという。
Twitterは短いメッセージを送信しあうコミュニケーションサービス。友人として登録しているユーザに対して短いメッセージが送信される。WebサービスだがモバイルガジェットやほかのWebサービスとの連携機能が提供されており、携帯やスマートフォンで随時Twitter仲間の動向を探ったり、自分が今何をしているかを知らせられる。
ソーシャルネットワークは積極的に活用するかしないかで賛否が分かれるところがあったが、Twitterの方はもっとはっきりと好みがわかれている。律儀に自分の行動内容を報告するマメなユーザはTwitterにハマるが、ものぐさユーザは面倒くさくてダメだ。すぐにリードオンリーになって、そのうち煩わしくなってやめてしまう。温度差がでやすいサービスという点は特徴といえる。
しかし、サービス内容が短いメッセージを登録しているユーザに送信するという単純な仕組みであるため、マッシュアップしてほかのサービスと連携する応用が速いところにも特徴がある。Twitterは2007年にもっとも成長したWebサービスのひとつだった。
Twitterは英語で提供されているサービスだが、世界中で成長を続けている。なかでも日本における成長に力強さがあり、今後もユーザが増え続ける可能性が高い。Digital Garageとパートナーシップを締結し、日本におけるサービスの継続的な成長に投資する背景にはそういった事情があるようだ。Twitter社ではTwitterサービスを世界中に広めていくとしており、日本における展開はその最初の足がかりとなりそうだ。