The Email Standards Projectは18日(米国時間)、電子メールにおける標準化対応作業においてYahoo! Mailのチームがきわめて意欲的に取り組んでいることを発表した。将来リリースされるYahoo! Mailは同プロジェクトが提案している標準をすべて満たすことになりそうだ。
Yahoo! Mailは現状ですでに「List-style-image」の項目以外のすべてをサポートしている。いまのところ全項目をサポートしているメールクライアントはAOL Webmail、Apple Mail、Eudora (Penelope)、Microsoft Entourage、Mozilla Thunderbirdの5つだが、これにYahoo! MailのNew/Classicの双方が追加されることになりそうだ。
Yahoo! Mail Teamは同プロジェクトの提案している標準をすべて満たす意欲を表明。Email Standards ProjectとYahoo! Mail Teamはディスカッションを通じて、最終的にYahoo! Mailで未対応部分が実装されることになった。Email Standards ProjectではYahoo! Mailチームの反応がきわめてよかったとして敬意を表明している。
積極的な対応を見せるYahoo! Mailとは逆に、Google Gmailは16項目中9項目しかサポートしていない。Gmailは多くのシェアを獲得しているため同プロジェクトは現状を問題視し、Gmailのチームと会話をはじめる時ではないかと発表している。これでWebメールはAOL WebmailとYahoo! Mail/Windows Mailがフルサポートタイプ、Google Gmailが独自設定と状況がわかれたことになる。同プロジェクトが現在のフル機能サポートを標準仕様として掲げていく限り、現状はしばらくこのままいくことになるかもしれない。