日本ヒューレット・パッカードは13日、同社の第3世代ブレード「HP BladeSystem c-Class」向けの仮想化環境構築用ソフトウェア4製品を発売した。
今回発売されたのは、HP BladeSystem c-Classのネットワーク仮想化技術「バーチャルコネクト」の設定を集中管理できる「HP Virtual Connect Enterprise Manager for BladeSystem c3000 1エンクロージャライセンス」、「HP Virtual Connect Enterprise Manager for BladeSystem c7000 1エンクロージャライセンス」、仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」のライセンスパック「VMware VI Foundation Pack」、「VMware VI Standard HA Pack」。価格はそれぞれ69万9,300円、139万8,600円、50万4,000円、100万8,000円。
HP Virtual Connect Enterprise Managerは、従来はエンクロージャごとに設定/管理する必要があったバーチャルコネクトを、最大100台のエンクロージャまで1つのWebコンソールで集中管理できるほか、エンクロージャを超えた設定の移動や割り当てを可能とするソフトウェア。なお、HP BladeSystem c3000用とc7000用で異なるライセンスが用意されているが混在利用もできる。また、1年間の24時間年中無休対応の保守サービスが標準添付されている。出荷は2008年1月中旬に開始される予定だ。
VMware VI Foundation PackとVMware VI Standard HA Packは、VMware Infrastructure 3の環境構築に必要な一通りのソフトウェアライセンスをパッケージ化し、1年間の保守サービス(平日8:45 - 17:30対応)をセットにしたもの。VMware VI Foundation Packは、VMware Infrastructure 3 Foundationライセンス6プロセッサ分、3台までの物理サーバを管理できるシステム管理用の「VirtualCenter Foundation」ライセンス1台分がパックになっている。VMware VI Standard HA Packは、物理サーバに障害が発生した場合にそのサーバで稼働中の仮想化環境を別の物理サーバ上で自動起動できる「VMware HA」機能を備えたVMware Infrastructure 3 Standardライセンス4プロセッサ分、VirtualCenter Foundationライセンス1台分がセットになっている。