Mocha UI の動作例

Greg Houston氏は17日(米国時間)、MooToolsのユーザインタフェースクラス「Mocha UI」を発表した。MooToolsはJavaScriptで開発された軽量のAjaxライブラリ。Mocha UIはCanvasタグのグラフィック機能を活用して開発されたUIで、今のところFirefox 2、Internet Explorer 6/7、Safari 2、Opera 9で試験されているという。

公開されたMocha UIの最大の特徴はCanvasタグの機能を活用してウィンドウを描画している点にある。影付き、変更可能な丸み角をもったウィンドウ、オンデマンドで新しいウィンドウを作成する機能の実現、Webブラウザのサイズに合わせて最大化できるリサイズ機能などが特徴的だ。

これまでCanvasタグは3D描画やグラフィック描画などで活用されてきたが、これをウィンドウ描画に転用した点が興味深い。Webアプリケーション開発のひとつの方向性を示唆するものといえそうだ。