The TDA Projectは6日(米国時間)、TDA(Thread Dump Analyzer)の最新版となる「TDA 1.5」を公開した。TDAはJavaで開発された分析ツール。アプリケーションサーバのようなプロダクション環境をオフラインで分析するために開発されている。成果物はLGPLのもとで公開されている。

1.5ではJConsoleプラグインが追加された点が注目される。TDAをJConsoleプラグインとして使えるようになったほか、JConsoleプラグインとして動作している場合にJMXを経由してスレッドダンプリクエストを送信する機能が実現された。

それ以外ではメモリ使用量の削減、ソースコードのクリーンナップ、ヘルプオーバービューの拡張、バグ修正などが実施されている。TDAはオフラインでアプリケーションの利用状況を分析するのに興味深いツールだ。サポートしている仮想マシンはSunの提供しているものに限られるが、興味がある場合には一度採用を検討してみるといいだろう。

スレッド状況の表示 - TDAプロジェクトページから抜粋

VMにおけるスレッド状況の表示 - TDAプロジェクトページから抜粋

クラスヒストグラムのダンプ表示 - TDAプロジェクトページから抜粋

RMI TCPコネクション内容の表示など - TDAプロジェクトページから抜粋