米EMCは25日(現地時間)、2007年第3四半期の連結売上高と純利益を発表した。
発表によると、2007年第3四半期の連結売上高は同年前期の28億ドルから17%増の33億ドル。GAAPベースの純利益は4億9,290万ドル、1株あたりの希薄後の収益は0.23ドルで前年同期の0.13ドルから77%の増加が見られた。なお、この純利益には同社傘下企業・米VMwareの株式600万株をCisco Systemsに割り当てた際に発生した利益、1億1,520万ドルが含まれる。この金額を差し引いた場合の純利益は3億7,780万ドル、1株当たりの希薄後の収益は0.17ドルで前年同期比31%の増加となる。同期のキャッシュフローは前年同期比57%増となる7億1,800万ドルで、フリーキャッシュフローは前年同期比124%増の4億7,500万ドル。現在同社はすべてのビジネスチャネルにおいて17期連続で2桁台の収益率の増加を記録している
同期の全収益の43%を占めるEMCシステムから得られた収入は前年比9%増、全収益の41%を占めるソフトウェアライセンス、およびメンテナンスから得られた収入は前年比25%増、全収益の16%を占めるプロフェッショナルサービス、システムメンテナンス、その他のサービスから得られた収入は前年比25%増となった。
同期の全収益の59%を占める北米市場からの収入は前年同期比15%増、2桁台の収益増となったヨーロッパ、EMEA(Middle East and Africa)、アジア・パシフィック、および日本市場を含むその他の市場からの収入は前年比21%増となった。
ストレージシステムやストレージソフトウェア、関連サービスを含む同社の情報ストレージビジネスからの収入は、前年同期比8%増となる26億ドルに達した。同社では、この成長はネットワークストレージや情報プロテクション製品に対する需要の大きな高まりを受けたものだとしている。また、「EMC Smarts」と「EMC Rainfinity global file virtualization」はいずれも前年と比較して2桁台の収入増加率を記録した。
コンテンツ管理/アーカイヴビジネスからの収入は、前年比27%増となる1億8,900万ドルで、新ライセンスからの収入は前年比34%増となった。
RSA情報セキュリティからの収入は前年比22%増の1億3,300万ドルだった。この収入の大部分は、コンシューマ向けアプリケーションや情報管理システムの提案、およびRSAコア認証ビジネスから得られたものだ。