The OpenSEA Allianceは23日(米国時間)、オープンソースのIEE802.1Xクライアント「Xsupplicant」のテストへの参加受付を開始した。対応プラットフォームはLinuxとMac OS X、Windowsの3種。バイナリパッケージは、Open1XプロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。

今回実施されるテストは、Xsupplicantの実用性を検証することが目的。従来はLinuxとMac OS Xのみ対応していたが、最新版ではWindows XP SP2のサポートも追加、GUIの装備により操作性も向上した。今後もマルチプラットフォーム対応は進められ、他のOSのサポートも追加される予定。

IEEE 802.1Xは、米国電気電子学会技術者協会の802委員会(IEEE 802委員会)が制定したプロトコルの一種。IEEE 802.1Xに対応したLANスイッチや無線LANアクセスポイントは、オーセンティケータと呼ばれる認証装置を搭載、実際のユーザ認証を行う認証サーバから受信した情報をもとに、通信を許可/遮断する役割を担う。サプリカントはこの認証用クライアントソフトであり、大手ネットワーク機器ベンダーにより独自のソフトが提供されているほか、Windows 2000 SP4以降やMac OS X 10.3以降など主要クライアントOSにも標準装備される傾向にある。