Mozilla Foundationは18日(米国時間)、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 2.0.0.8」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS X。重大な脆弱性の修正も含まれることから、Mozillaはユーザに対し早急なアップデートを呼びかけている。
今回のリリースで修正された脆弱性は8件。Mozilla Foundationセキュリティアドバイザリの報告によれば、任意のコードを実行可能なメモリ破壊の痕跡があるクラッシュバグ(MFSA 2007-29)と、JavaScriptによる攻撃を受ける可能性があるXPCNativeWrapperの脆弱性(MFSA 2007-35)の2件は、重要度が最高ランクの「Critical」に分類されている。
10月26日に発売されるMac OS Xの次期バージョン「Mac OS X 10.5 (Leopard)」も、サポートプラットフォームへ正式に加えられた。ただし、一部のメディアプラグインおよびバイナリコンポーネントを含むアドオンが正常に動作しないことがあるほか、環境設定の詳細タブが正しく表示されない問題、タブが20以上開かれているときに「他のタブをすべて閉じる」ショートカットメニューが動作しない問題があることが報告されている。