米MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏が米国時間の10月18日に、米サンフランシスコで開催中のWeb 2.0 Summitのキーノートセッションに参加。ソフトウエア+サービス戦略を推進する同社のWebサービスの取り組み、関連サービスのいくつかのアップデートを説明した。

Ballmer氏は、インターネットの新しいビジネスモデルをMicrosoftが積極的にサポートしていると強調。着実なWeb技術のポートフォリオ拡大がWebイノベーションの成長を手助けする触媒になっていると指摘した。また開発者、デザイナー、広告主、マーケッターなどにとって、この機を見極めることがWeb上のビジネスを成長させるチャンスにつながると述べた。

キーノートセッションでは「Popfly」のベータ公開が発表された。PopflyはWebブラウザ上で、様々なモジュールを組み合わせるだけで手軽にマッシュアップWebアプリケーションを作成できるツールだ。プログラミングの知識や経験は必要ない。作成したWebアプリはWindows Live SpacesやFacebookなどのソーシャルネットワークで共有できる。

同社は同日、Windows Vista/ Windows XP SP2向けの写真管理・共有ツール「Windows Live Photo Gallery」のベータ新版をリリースした。Windows Live Spacesだけではなく、Flickrにも同ツールから直接写真をパブリッシュできるオプションが追加された。最新版はWindows Live Betaのページからダウンロード入手できる。

Ballmer氏は米国時間の15日に発表したLive Searchの新機能にも言及した。地図検索機能で道順案内にリアルタイム情報がより素早く反映されるようになったほか、電話の無料通話を使ってローカル検索を行えるLive Search 411が追加されている。またSilverlight 1.0が英語のほか、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語など10言語に対応したことを明らかにした。