Jean-Francois Arcand氏は3日(米国時間)、Grizzlyの最新版となる「Grizzly 1.6.1」をリリースしたことを発表した。
Grizzlyはスケーラブルなアプリケーションを構築するためにJava New I/O APIを活用して開発されたサーバフレームワークである。もともとアプリケーションサーバとして開発されているGlassFishから分離して設立されたプロジェクトで、現在ではGlassFish 2におけるHTTPコネクタとして使われている。
Grizzly 1.6.1ではGrizzletサポートが追加されたほか、WebServerに対してよく使われるMIMEタイプのサポート、Portユニフィケーションのサポート、HTTPモジュールに対するSSLサポートなどが追加されるなど、多くの新機能追加が行われている。
この中で特に注目すべきはGrizzly 1.6.1がGlassFish v3およびSailfinの基盤コンポーネントの1つとして採用されることにある。同分野に携わる開発者はこれを機にGrizzlyを調査してみてほしい。