独SAPは2日(米国時間)、米ラスベガスで開催中の開発者向けイベント「SAP TechEd '07」にて、自社プラットフォーム技術「SAP NetWeaver」を個人開発者向けにライセンスすることを発表した。コンサルタントやソフトウェアアーキテクトなどの個人ユーザーに提供することで、NetWeaverの適用を広げる狙いだ。

NetWeaverの個人ユーザー向けライセンスは年間サブスクリプション形式をとり、同社の開発者コミュニティ「SAP Developer Network(SDN)」、ビジネス専門家向けコミュニティ「Business Process Expert」で提供される。

ライセンスには、「SAP NetWeaver Business Intelligence」「SAP NetWeaver Master Data Management」「SAP NetWeaver Mobile」「SAP NetWeaver Portal」などを含むNetWeaverプラットフォームのほか、サービスと教材が含まれる。また、「Web Dynpro」「SAP NetWeaver Composition Environmen」などの開発ツールも提供、コンサルタントや個人開発者は内部開発、評価用に利用できる。

同日、米国とドイツでライセンスの提供を開始した。価格は米国が年間2,300ドル、ドイツが年間1,750ユーロ。2008年以降、他の市場にも拡大するという。