Netcraftは3日(米国時間)、Webサーバの活動状況をまとめた報告書「September 2007 Web Server Survey」を公開した。2007年9月現在、同社は1億3,510万を越えるサイトからレスポンスを得ており、この数字は先月よりも720万ほど伸びたという。同報告によると1ヶ月間でこれだけ数が伸びたのは調査を開始してからはじめてのようだ。伸び率は5.5%ほど。これまでと比較すると驚愕するような伸び率というわけではないものの、サイト数で見た場合のインターネットは依然として急成長を続けている。

この1年、サイト数でみた場合のインターネットは急成長を続けているわけだが、その背景にはブログやソーシャルネットワークの存在がある。特にこの1ヵ月における大きな伸び幅はWindows Live Spaces、MySpace、Bloggerにおける増加が目立ったとされている。

ApacheもMicrosoftも300万サイト以上を増加させているが、全体のシェアとしてはApacheが0.49%減の50.48%、Microsoftが0.63%増の34.94%となった。Googleも0.43%シェアを増加させている。その背景には大幅に増加したMySpaceとMicrosoft Live SpacesがMicrosoft IISを採用していること、BloggerがApacheからGoogle GFEに移行したことに原因があるようだ。

ここ数ヶ月、Apacheはシェアを落とし続け、それに代わってMicrosoftがシェアを伸ばし続けている。Apacheが市場シェアのトップでありつづけていることに変わりはないが、このままではApacheのシェアは数ヶ月後、早ければ来月にでも50%を切ってしまう可能性がある。月ごとのシェア変動も1~2%程度に留まっているが、同じペースで変わりつづけた場合、2008年にはMicrosoftがApacheのシェアを越えてトップに躍り出ることが現在の傾向から推測される。