Jean-Francois Arcand氏は8月31日(米国時間)、Grizzlyの最新版となる「Grizzly 1.6.0」が公開されたことを発表した。Grizzlyはスケーラブルなアプリケーションを構築するためにJava New I/O APIを活用して開発されたサーバフレームワーク。もともとアプリケーションサーバとして開発されているGlassFishから分離して設立されたプロジェクトで、現在ではGlassFish 2におけるHTTPコネクタとして使われている。

Grizzly 1.6.0ではSSL回りのバグが修正されているほか、アーキテクチャレベルでの改善が行われている。今回リリースされた同バージョンは次期GlassFishとなるGlassFish v3において統合される見通しだ。Javaで開発されるサーバアプリケーションの性能を改善する目的で非同期IOを活用したプログラミングが注目されている。

同分野に携わるデベロッパはこれを機に一度調査してみてほしい。