日本デジタル研究所(以下、JDL)は1日、会計事務所実務に特化したネットワークサーバ「JDL SERVER A3300X」を発表した。会計事務所のシステム規模としてニーズの高いワークステーション3台までの構成で、LANシステム構築を最適化、JDLが提唱する"サイバー会計事務所構想"の要求仕様を余すところなく搭載した。同日より発売を開始する。

"サイバー会計事務所"では、会計事務所と顧問先を包括するネットワークをベースに処理を行うが、その基本となる「財務システムX」に加え、会計事務所のあらゆる実務をシステム化した「電子帳表管理システム」など、データ受取/保全から監査、帳表作成、内容確認、提出資料の承認申請/決済、顧問先への帳表提出、決算/電子申告、資料保管に至るまでの、あらゆる会計事務所実務をすべてペーパーレスで完結させるに十分なソフトウェアがインストールされている。

また、ネットワーク利用に不可欠なセキュリティ機能を1ボードに集積し、極限まで小型化したJDL独自開発のボード型ファイアウォール「J-WALL300」を搭載することにより、独立したファイアウォールサーバーに劣らないセキュアな環境を実現しているという。なお、このサーバーシステムは、JDLが提供している「JDLネット会計ストレージサービス」などのWebサービスを活用することを前提としている。

価格は155万円(税別)。ただし、Web構築作業料、「JDLネット会計ストレージサービス」月額利用料などが別途必要。