23日、Apache TuscanyはJavaで実装されたランタイムの新バージョン"0.91-incubating"をリリースした。Tuscanyのランタイムは、Javaの他にもC/C++用(SCA Native)、PHP用(SCA PHP)が開発中だ。

Apache Tuscanyは、SOAの技術インフラストラクチャとして注目を集めており、OASISでの標準化も進められている最中である、SCA(Service Component Archetecture)仕様の実装を推進するプロジェクト。SCAを用いれば、様々な実装技術を用いて作成された任意の粒度のコンポーネントを、様々な方法で疎結合することができ、ボトムアップで巨大なシステムを構築することが容易になる。

今回のリリースにおいて改善された点は以下の通りだ。

  • Spring、Webリソースをコンポーネントの実装技術として用いることが可能に
  • AJAX、EJB、RSS/ATOMフィードのバインディングをサポート
  • 上記の要素を用いたデモ、サンプルを新たに追加

新バージョンは、こちらのサイトからダウンロードすることが可能だ。