Active Endpointsは5日(米国時間)、ActiveBPEL Engineの最新版となる「ActiveBPEL Engine 4.0」を公開した。ActiveBPEL EngineはJavaで開発されたロバストなBPEL実行環境。BPEL、BPEL4WS(Business Process Execution Language for Web Services)、WS-BPEL 2.0などの仕様に準拠して作成されたプロセスの実行環境として動作する。プロダクトはGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもと、オープンソースソフトウェアとして公開されている。
ActiveBPEL Engine 4.0は、機能追加が実施されたメジャーリリースという位置づけ。WS-BPEL 2.0プロセスに対して包括的なメッセージアタッチメント機能が実現された点が注目される。この新機能導入にともない、従来のRPCスタイルインタフェースは非推奨となり、WS-Iに準拠したアドミニストレイティブインタフェースが導入されている。
またこちらはオープンソースソフトウェアではないが、ActiveBPEL Designer 4.0も無償で提供されている。興味がある場合はダウンロードしてみるといいだろう。ActiveBPEL Designer 4.0は、WS-BPEL 2.0およびBPEL4WS 1.1のプロセス定義データの作成やデプロイをサポートするデザイナアプリケーション。BPEL4WS 1.1プロセス定義データをWS-BPEL 2.0に準拠したデータへ変換する機能も提供されている。