27日(米国時間)、SwingベースのUIフレームワークであるOpenSwingの新バージョン1.1.1がリリースされた。こちらのサイトからダウンロード可能だ。OpenSwingはオープンソース(ライセンスはLGPL)で提供されており、Swing開発で頻繁に利用される機能や仕組みを共通化している。
OpenSwingを使用すると、MVC(モデル・ビュー・コントローラ)アーキテクチャに則ったSwingアプリケーションを開発できる。また、OpenSwing自体が多くのSwingコンポーネントを提供しており、中にはモデルとのデータバインディングが自動化されたコンポーネントもある。
加えて、OpenSwingが提供するグラフィックコントロールはJavaBeans仕様に則っているため、NetBeansやEclipseといったIDEのRADツールとも親和性が高い。その他の機能としては、ロギング、国際化、グリッドをExcel/CSV/PDF/XML/RTFといったドキュメントへエクスポートする機能や、アプリケーションへの認証管理機構のサポートなどがある。
さらに、UIだけではなくビジネスロジックもサポートしているのがOpenSwingの特徴だ。Hibernate/iBATISとの統合や、Spring Frameworkとのコミュニケーションを補助するユーティリティクラス、RMI/SOAPなどをサポートする拡張可能なコミュニケーションレイヤーなども提供している。
なお、OpenSwingはJDK 1.4以上で動作する。