BI(ビジネスインテリジェンス)ベンダの仏Business Objectsは22日(現地時間)、自社BIツールで市場データなどのサードパーティの情報を利用できる「Information OnDemand」を発表した。自社BIツールですぐに利用できる形でデータを提供することで、オンデマンドソリューションを強化するという。

Information OnDemandは、サードパーティ製データをBusiness ObjectsのBIツールで利用できる形で提供するサービス。ユーザーは、オンラインストアで必要なデータを検索し、すぐに「Crystal Xcelsius」ダッシュボード、「Crystal」レポートなどのBusiness Objectsのツールを使って分析し、意思決定につなげることができるという。同社では、「米Appleの音楽ストア「iTunes Store」で個々の楽曲を購入する感覚で、個々のレポートや分析資料を入手できる」としている。

当初、財務や市場に関するデータを提供し、その後小売業、製造業などの業界データへと種類を増やしていくという。

Information OnDemandは2007年6月にベータ版の提供を開始する。正式版の提供は2007年第3四半期中の予定だ。