Google Notebookは、Docsよりも機能を絞った文書作成・保存サービスだが、Webブラウザの拡張機能を利用して、Webページの情報をクリッピングすることもできる。ベータ版の公開は昨年5月16日で(ニュース記事)、操作画面が日本語化されたのは今年3月30日だ(ニュース記事)。
実行環境は、WindowsのIE6と、WindowsおよびLinuxのFirefox1.5以降だが、データ容量など、その他の制限事項についてはヘルプにも明記されていない。拡張機能のダウンロードは利用規約やプライバシーポリシーへの同意が前提となっている。以下はFirefox 2で実行した場合で説明する。
メモの書き込みとDocsへのエクスポート
ログインすると、空欄のマイノートブックが表示され、メモを書き込める状態になっている。Docsなどと同様、入力した内容は自動的に保存され、検索も可能になる。ノートブックはセクションを分けることが可能で、それぞれ別の囲みで表される(図53)。セクション下段の黄色地の部分にはコメントを入力することもできる。このセクションの上下位置はドラッグで変更可能だ。
作成されたノートブックは[ツール]→[Google Docsにエクスポート]の順にクリックするとGoogle Docsの文書として編集できるようになる(図54)。書式も反映されているのがわかる。
また、Googleアカウントを所有する別のユーザーと共有したり、Webページとして公開したりすることも可能だ。[共有オプション]で公開を設定すると、画面デザインが青系からオレンジ系に変わるので、公開されたノートブックであることが一目でわかる。