不動産購入にまつわる疑問・質問に、不動産投資総合プラットフォームサービス・INVASEの事業責任者で、不動産ナビゲーターの渕ノ上弘和さんが答えます。今回取り上げる疑問は「本物の高級マンションは"2億ションから"って本当?」
Q.本物の高級マンションは"2億ションから"って本当?
渕ノ上弘和さんの回答
湾岸エリアの高級マンション市場では、1億5,000万円が一般的な購入層の上限(キャップ)です。2億円以上する物件は広さが90㎡・100㎡以上となり、海外投資家や富裕層が主な購入者となるので、ご質問のお答えとしては、2億ション以上が本物の高級マンション(プレミアム物件)であると言えるでしょう。
湾岸エリアでは転売益を利用して、より広い物件に住み替える動きがあります。70㎡から90㎡への住み替えニーズが高まっているので、高級物件の価格が上昇しているのです。港区の白金・麻布の物件はさらに高額で、2億~3億円以上する物件もざらにあります。
富裕層は「投資目的」や「資産保全」で物件を購入しており、高級マンション市場は別次元のゲームのような状況です。今後、金利上昇によるローン負担増が、中間層の購入意欲に影響を与える可能性がありますが、高額帯物件は価格が維持され、引き続き、富裕層の投資先として機能するでしょう。