今回のテーマは、おじさんが「男の全盛期は42歳」を信じてしまう理由です。
女の全盛期は24歳で、男の全盛期は42歳であるので男性諸君は案ずるな、という旨の投稿がX(旧Twitter)上で、少しだけ話題になっていました。
一般的に女性は、容姿の優劣や性的な魅力の有無について評価されることが多いため、20代の前半で全盛期を迎え、それ以降は「年齢を重ねるごとに価値を失う」なんて言われています。
一方、お年を召した男性については、なぜか「ダンディ」「セクシー」と、ヨイショする風潮があります。
「女の全盛期は24歳」については特に反論することがないし、36歳の私としては心が痛いのであえて触れませんが、「男の全盛期は42歳」については少し疑問があります。
脂がのってくるのって、もう少し後じゃないでしょうか。
詳しく解説します。
「男の全盛期は42歳」発言への世間の反応
男の全盛期は42歳であるので男性諸君は案ずるな、という旨の投稿が発信されたのは、とある自己啓発系(?)のアカウントからでした。
リプ欄(投稿に対する返信が表示される場所)には、
- 42はいきすぎだと思う
- 42歳のおっさんが24歳の女に求められることはない
- ちょうど親子の年齢差
- 42って初老じゃん
と、投稿者を「勘違いおじさん」と決めつけるような、否定的な内容のものが多く寄せられていました。
また、
- 男は一生涯全盛期
- 51歳ですがまだまだアッチの方は元気です
- 勇気出た
- 確かに若いころよりモテてます
- 田中圭と永野芽衣の年齢差がこのくらいだしな
- まだまだ輝ける!
といった旨の、主に勘違いおじさんから寄せられたものであると考えられるリプライも数多く散見されました。
経済力や経験値などを評価するなら男性の全盛期は「50代」
キャリアが軌道に乗り、収入が安定しつつある42歳の男性が、この時期に万能感を覚えるのは理解できます。
また、「ダンディでセクシーな中年男性」を礼賛するメディアは少なくないですし、映画やドラマでの中年男性の魅力的な描かれ方が、42歳男性をやや過度に勇気づけてしまっている可能性もあります。
しかし、残酷なことをひとつ告白すると、美しい容姿や性的な魅力を「価値」とするなら、男性だって年齢を重ねるごとにそれを失っています。年齢を重ねるごとに増す価値があるとしたら、それは経済力と経験値でしかありません。
だとすると、42歳なんてまだまだボウヤで、経済力や経験値を評価されるのはもう少し先。国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、男性の平均年収が最も高いのは55歳から59歳であることが分かっています。30代から40代にかけて年収があがり、50代でピークを迎える、というわけです。50代後半になると役職についている方も多く、管理職や専門職としての能力を評価される機会も多い。
モテる男性は自身を客観視できる
銀座で50代の男性たちに接していて感じるのは、恋愛市場における強者であるはずの彼でさえ、自身を「全盛期」とは評価しておらず、むしろ「私にはお金しかないので……」と、一種の諦めというか謙虚さがある、ということです。
経済力と経験値でしっかり武装し、ゲームを有利に進めています。モテる男性は、ご自身を正しく客観視できています。
経済力でも経験値でも50代には劣る上、容姿の優劣や性的な魅力の有無について評価された場合では30代、20代にも劣ってしまう42歳が、本当に「男性の全盛期」でしょうか。
――「男の全盛期42歳」神話の原因が判明

