銀座でお仕事をしていると、ホステスさんとお客様との色恋沙汰をまれに目にすることがあります。人と人なので恋に落ちることもあるでしょう。
今回は、そんなホステスさんとお客様との恋愛模様から見えてくる「お金持ちの恋愛観」についてお話してみたいと思います。
銀座にいらっしゃる男性とは
X(旧Twitter)の裏アカウントや、暴露系サイトで語られるようなストーカー気質のお客様、粘着質なお客様、いわゆる“痛客”と呼ばれる方々は、あまり銀座にはいらっしゃいません。例えば、10万円しか持っていない方から10万円を使っていただくのと、100万円持っている方から10万円を使っていただくのでは、きっとその重みが違いますよね。
「10万円も支払ったからには……」と、逆上しかねないのはどちらか、考えなくてもわかる気がします。「10万円も払ったのに?」と憤る方がいらっしゃる一方で、「10万円でこんなに楽しい時間が過ごせるなんて!」と満足してお帰りになる方もいらっしゃるわけです。
お金持ちの男性の多くは、後者のような方です。
若い女の子との恋愛は「お買い物感覚」
銀座にいらっしゃる男性にとって、若い女の子との恋愛は「お買い物感覚」であると感じます。大人の力=財力でゲームを有利に進めていらっしゃる男性が多いです。20歳も30歳も年下の女性の、その花の盛りのほんの一部でも分けてもらって一緒に過ごすのですから当然と言えば当然でしょ、と35歳のおばさん(私)としては思います。
お金持ちの男性は、愛する女性が「欲しい」と言うものは迷わずにプレゼントします。「貢いでいるみたいで嫌だから」といった理由で、求められてもいない質素なモノをわざわざ贈ったりしません。
年齢を重ねるごとに増すものは主に財力です。外見の魅力や体力は年齢を重ねるごとに誰しも衰えていくものです。それは男女ともに変わりはありません。
大好きなドラマ・SATCに登場するサマンサという女性が、セレブ男性とその愛人の関係に関して「性的な魅力は力、お金は力。力と力の交換が成り立っているだけ」と分析しているシーンがあり、妙に納得しました。
同年代のお相手と恋愛をするなら「人間としての魅力を見て欲しい」という姿勢でかまわないと思うのですが、20歳も30歳も年若い相手と結ばれたいと望んでいるなら、恋愛はお買い物だと割り切って、財力で勝負し、ゲームを有利に進めて欲しいと思います。