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16 名車と暮らせば~「ゴルフⅡ」との悲喜こもごも~

コインパーキングでガリッ! 愛車との突然の別れと新たな出会い

FEB. 20, 2026 11:30
Text : 原アキラ
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2025年9月初旬に第15回を掲載して以来、しばらくお休みしていた本連載。取材で頻繁に出動していたゴルフⅡだったのに、なぜ休載していたかといえば、9月末にちょっとしたトラブルが起きて、交換パーツの入荷待ちのため、長期にわたって不動状態になっていたからだ。結局、2025年12月末にやっと復活することができたので、今回はその顛末から。

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    快調だった愛車、フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」にトラブル発生!

ゴルフⅡからガソリンがポタポタ…

それは2025年9月末の日曜日のこと。長男一家、次男一家とともに、筆者の一族合計10人で、Jリーグ観戦のため東京・調布の「味スタ」を訪れた時だった。

人気カードだったために近隣の駐車場はどこもいっぱいで、ちょっと離れた場所にある古くて狭いコインパーキングにゴルフを停めて観戦へ。試合終了後、帰路につく人混みをかき分けつつ、10分ほど歩いて到着したパーキングは街灯もなく、周囲は真っ暗だった。

駐車代を支払い、領収書を取り出してからクルマに戻ってスタートさせると、床下から「ガリッ」と嫌な音。真っ暗だったので気が付かなかったのだが(ちゃんと見て確かめるべきだった)、ロック板が下がり切らないうちに動き出してしまったのだ。

しばらくすると、後席に座っていた6歳の孫から「ジイジ、なんか臭いよ」の声。確かにガソリン臭い。すぐにロードサイドにあった閉店間際のとあるメーカーのディーラー駐車場にゴルフを停め(店に人にも断りを入れた)、下回りを確かめてみると、ポタポタとガソリンが漏れている。それも結構な勢いだ。

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    ガソリンがポタポタと漏れている!

119番と110番に通報すると、あっという間にあたりはサイレンと赤色灯に包まれ、目の前を通過するクルマからは「何事か?」とケータイのカメラで撮影されるほどの大騒ぎだ。駆けつけた東京消防庁の皆さまによると、ガソリンが抜け切るまでは移動できない、とのこと。こぼれたガソリンで汚れた(危険性もある)床面を丁寧に洗浄していただき、タンクが空っぽになる(20L近かった)まで待って自宅駐車場までレッカー搬送してもらった。

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」
  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    駆けつけてくれた東京消防庁の皆さま

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    タンクが空になるまで待つことに

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    自宅までレッカー搬送

さらに警察からは、ディーラーがあった場所と発生現場とは所轄警察署が異なる(府中と調布)ことから、「発生現場の確認が必要」とのことで、もう1台の愛車であるメルセデス・ベンツ「W124」で再びスタジアム近くのパーキングに戻って事情聴取。やっと家に戻れたのは午前2時近かった。やれやれ、関係各所の皆さま、お騒がせ致しました。

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    現場に戻って事情聴取に対応

フューエルポンプの在庫払拭! 復活までの道のりは遠く

ヒットしてガソリンが漏れていたのはフューエルポンプケース(ガソリンタンクとポンプの間にあるパーツ)からだったようで、連絡したスピニングガレージの小磯メカによると、「ゴルフⅡでは、そこはよく当たるところ。いつもは在庫がたくさんあるのですが、直前に最後の1個が使われてしまって、オーダーを入れたばかりなんです」とのこと。数十個単位で注文するので、次のロットのパーツが届くまでは2~3カ月かかるらしい。怪しいパーツをネットで探すのも嫌なので、おとなしく待つことにした。

12月になってやっとパーツが到着し、すぐに修理は完了。すでに廃盤となっている純正オリジナル品が樹脂製なのに対して、新たに制作しているのは丈夫なアルミ製で、ポンプケース20万3,500円とその他パーツ代・工賃等で合計24万1,880円の出費となった。これは痛い!

ゴルフⅡは読者のもとへ

そんなこんなで自宅駐車場での長期不動状態を強いられたゴルフⅡだが、代わりに頻繁に出動していたW124で訪れたアイディングの白濱社長から、思いがけない提案が。「うちのお客さんで、ゴルフⅡが欲しいという方がいる。しかも本連載の読者なので、ここまで仕上がっている個体なら文句なしだとおっしゃっている」ということで、話はとんとん拍子に進み、すぐにアイディングの仲介ということで商談が成立した。まさか、ゴルフを手放すことになるとは……。

条件も良かったし、クルマが長く動かない時間というのは、さまざまな妄想が頭に浮かんでくる時間でもあるのだ。スピニングでの完璧な修理が完了したまさにその日に、そのままアイディングに移動して、グリルに取り付けていたバッジ類などを取り外し、お別れとなった。

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    読者のもとへと旅立っていった愛車「ゴルフⅡ」

次の愛車、どうしよう?

そんないきさつをスピニングの田中社長に話すと、次の候補として「ちょうど多摩2桁ナンバーのカブリオが在庫としてありますけど、見てみますか?」との話。カブリオは全く考えてもみなかったクルマだが、筆者であればそのままナンバーが引き継げるし、色々あって面白そう。

秘密基地に置かれていた個体を見ると、それなりに内外装がやれていたものの、ゴルフⅡの売却代だけで手に入れられそうな価格は魅力的だった。ただ、黒ボディに赤い幌の組み合わせは、ちょっと自分の感覚には合わず、ピンとこなかったというのが正直な感想だ。

  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」

    「ゴルフ カブリオ」は初代ゴルフのオープンカー。黒ボディに赤い幌の「ゴルフ カブリオ」はスピニングガレージが撮影

  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」
  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」

そして、多摩2桁ナンバーにこだわらないのであればもう1台、所有者との仲介サービスで出ているブルーの個体があるという。

倉庫内に置かれていたカブリオは紺色ボディに青い幌、内装は黒レザー仕様だ。価格はアップするけれども、内外装の程度は相当にイイし、色の組み合わせもシックで文句なし。さあ、どっちにする?

  • フォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」

    こちらが紺色ボディに青い幌の「ゴルフ カブリオ」。色の組み合わせは文句なしだが……さて、どうしよう?

  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」
  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」
  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」
  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」
  • フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」

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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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