「シャンプーのしすぎが薄毛を招く」――22歳から69歳までのマイナビニュース会員410名に聞いたところ、約6割の方がこの説を信じていることがわかりました。
「洗うたびに髪が抜ける」という実感がある方も多く、中には毎日シャンプーするのは控えている、という方も。一方で「髪を洗わないと毛穴に皮脂や汚れが詰まり薄毛になるのでは」と、むしろ不衛生な状態を心配する声も見られました。
では実際のところ、科学的な根拠はあるのでしょうか。
AGA治療を専門とする金仁星先生にお話を伺ったところ、通常の頻度でのシャンプーであれば「薄毛への影響は心配ない」とのことでした。シャンプーの頻度よりも、正しい洗い方が重要だと金先生は強調します。
毎日シャンプーしても薄毛にはならない
1日1回のシャンプーで薄毛になることは基本的にはない、と金先生は言います。日常的な頻度でのシャンプーが薄毛を引き起こすというのは、医学的には考えにくいそうです。
ただし、注意点もあります。洗浄力の強すぎるシャンプーを使い続けると、頭皮の皮脂が過剰に取り除かれ、バリア機能の低下や乾燥、炎症につながる可能性があるとのこと。こうした頭皮トラブルが積み重なると、脂漏性皮膚炎などを引き起こすリスクもあるといいます。
適切なシャンプーの頻度と方法
金先生が推奨する洗い方は以下の通りです。
- 38℃前後のぬるま湯で予洗いする
- シャンプーを手のひらで泡立ててから頭皮につける
- 指の腹でやさしくマッサージするように洗う(爪を立てない)
- すすぎ残しがないよう十分に流す
頭皮が脂性肌か乾燥肌かによって、シャンプーの種類や頻度を調整することも大切だとのこと。回数を気にしすぎるより、正しい洗い方で頭皮を清潔に保つことが重要なようです。
金 仁星(きむ いんそん)
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大阪大学医学部卒業後、地元の病院で臨床研修修了。その後、AGAや美容などの多数のクリニックでの勤務。会社を設立し、クリニック向けのコンサルティングや医療記事の執筆・監修を行っている。
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