株式会社LIFULLが発表した「2026年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(近畿圏版)」では、「買って住みたい街」で谷町六丁目が初の1位を獲得。これまで3年連続で首位だった姫路は2位となった。中心地へのアクセスと価格のバランスが引き続き重視される結果となった一方、大阪・京橋のように再開発を背景に順位を大きく上げる街や、大阪・中崎町のように投資需要を集めるエリア、あびこのように割安感で注目されるエリアなど、ランキングの動きには変化も見られる。
このような動きの背景や今後の見通しについて、不動産売却プラットフォームを展開する株式会社すむたすの代表取締役・角高広氏に聞いた。
買って住みたい街ランキング(近畿圏版)
- 1位 谷町六丁目(大阪府)
- 2位 姫路(兵庫県)
- 3位 京橋(大阪府)
- 4位 大阪(大阪府)
- 5位 六甲(兵庫県)
- 6位 舞子(兵庫県)
- 7位 あびこ(大阪府)
- 8位 中崎町(大阪府)
- 9位 草津(滋賀県)
- 9位 樟葉(大阪府)
「西宮」「あびこ」など急上昇エリアに注目
ランキング結果を受けて、角氏が特に注目するエリアは「西宮」「あびこ」だという。
「個人的に注目しているのは、昨年の587位から500ランク以上も急上昇した「西宮」駅です。駅前再開発による資産価値の向上への期待だと思われます。また昨年245位から7位にランクインした「あびこ」駅にも要注目です。OsakaMetro御堂筋線沿線というブランド力を持ちながら、沿線内でのコストパフォーマンスの良さから注目が集まっています。
「買いやすい街」と「暮らしやすい街」はどう違うのか
一方で角氏は、"買いやすさ"と実際の住みやすさは必ずしも一致せず、目的に応じて物件購入を検討する必要があると指摘する。
「観点が変われば、見え方も変わると思います。『買いやすい』は初期費用の抑制や供給量に依存し、投資目線では『出口戦略(売却のしやすさ)』が鍵です。一方『暮らしやすい』は、スーパーや医療、公園等の生活インフラの充実度を指し、実需層の満足度に直結します。投資家は『駅距離と平米単価』を、実需層は『生活動線と街の充実度』を優先する点で、見え方は大きく異なります。」
住宅価格高騰で「郊外シフト」と「二極化」進む
住宅価格の上昇が続くなか、住まい選びの基準はどう変わっていくのか。今後のランキングの変動については、次のように見解を示した。
「今後は職場へのアクセスの利便性と無理のない購入価格を天秤にかけた準近郊、郊外主要駅へのシフトが加速すると予想します。資産価値を重視する投資層は中心部のタワー物件に、実需層は始発駅や子育て環境が充実した郊外の拠点駅へと需要が二極化し、ランキングの顔ぶれも変わってくるでしょう。」
住宅価格の上昇が続くなかで、今後は“都心か郊外か”という単純な構図ではなく、目的別に選ばれる街の傾向がより鮮明になっていきそうだ。
※株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」が発表した「2026年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(近畿圏版)」より引用











