スズキが「ジムニーノマド」の注文の受け付けを一時的に停止した。2025年1月30日に日本で発表したばかりの新型車だが、受注台数が販売計画を大きく超える約5万台に達したため、注文停止の措置を決めた。
ジムニーノマドってどんなクルマ?
「ジムニーノマド」はスズキの大人気車種「ジムニー」の5ドア仕様。3ドアしかなかったジムニーに初の5ドアが登場するということで、これは間違いなく売れると思っていたのだが、案の定というか、スズキの想定以上の売れ行きを示しているらしい。
スズキはジムニーノマドの月間販売目標を1,200台と設定していた。ところが、ふたを開けてみると、発表直後に受注台数が約5万台に達した。ノマドのチーフエンジニアに聞いたところによると、1,200台というのはあくまで目標数値であり、月に1,200台しか日本に持ってこられないわけではないとの話だったのだが、さすがに5万台の注文が入ってしまえば新規受注は止めざるを得なかったのだろう。
スズキでは「早期に受注を再開できるよう、全社を挙げて取り組んでまいりますので、今しばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。また、既にご注文をいただいている車両につきましては、1日でも早くお届けできるよう、継続して対応に努めてまいります」とのコメントを発表。注文の受け付け停止に伴い、全国のショッピングモールで予定していた先行展示会とイベントでの展示も中止にするそうだ。