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今回は、これから初めて中古マンションを購入される方へ、私の個人的なおすすめ手順をお伝えします。

( Money )

初めての中古マンション購入、おすすめの手順は?

JAN. 10, 2025 10:00 Updated JAN. 08, 2025 14:48
Text : 角高広
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これまでの記事では、第一回で現在のマンション市場について第二回では中古マンション+リノベーションの選択肢についてお伝えさせていただきました。今回の記事ではこれから初めて中古マンションを購入される方へ、私の個人的なおすすめ手順をお伝えします。

Step1 信頼できる担当者を見つける

前提として、不動産会社に売却を委託された中古マンションの情報は「レインズ」というネットワークシステムに登録されます。不動産会社のみが登録・利用可能であり、登録会員であれば誰でも閲覧が可能ですので、基本的には会社や担当者によらず、同じ物件を同じ条件で扱うことができます。

そのため最初に行ってほしいのは「物件」探しではなく「信頼できる担当者」探しです。 信頼できるかどうかの基準は人によって異なるかと思いますが、例えばレスポンスのスピードや丁寧さ・正確さ、顧客が希望する暮らしを理解しようとする姿勢、提案力などが挙げられます。

一方でこれらのスキルは担当者によって千差万別です。大きな取引を託すパートナーとして相手に求める条件を整理しながら、複数社に問い合わせ、その対応から自身やご家族との相性が良い相手を見つけることをおすすめします。

  • 物件探しでキーとなるのは、信頼できる担当者を見つけられるかどうか

Step2 資金計画

年収に対して借入可能な額や月々の返済額を踏まえ、購入予算と資金計画を立てます。

多くの方が住宅ローンを利用されるかと思いますが、対象になる物件やご家族構成・職業などにより、最適な住宅ローンの選び方は異なります。例えば最近はステップアップのための転職をされる方も珍しくないですが、転職や会社への在籍期間については評価の仕方が金融機関によって異なります。

日頃様々なお客様や金融機関と接している仲介担当者であれば、こうしたローンの情報にも精通している可能性が高いです。ぜひ、相談してみてください。

Step3 条件整理

自身や家族がどんな暮らしをしたいのか、今回の住み替えで何を叶えたいのかを基に、エリアや広さなどの条件を整理します。まずは全ての希望を洗い出しつつ、予算内で全て叶えるのが難しい場合に備え、「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」「妥協しても良い条件」など優先度をつけておくと、後の判断がしやすくなります。

Step4 物件探し

ここまで来たらいよいよ物件探しです。Step3で整理した条件に沿って、物件を比較検討していきましょう。リノベーションを前提としている場合、間取りや内装は後からある程度は変更できますので、変更できない部分を中心に確認しましょう。立地、眺望や光、音、風通し、共用部の状態、管理の状況等です。合わせて希望するリノベーションが可能か、依頼先のプランナーや設計士に確認してもらいましょう。

リノベーション済みの中古マンション(リノベマンション)を購入する場合

リノベーション済みの中古マンションは仲介会社を通じて購入することも可能ですが、売主であるリノベマンションを販売している会社から直接購入できる可能性があります。その場合は仲介手数料がかかりませんので、例えば5000万円の物件を購入する場合、171万6000円程度のコストメリットがあります(仲介手数料は物件の3%+6万円+消費税が法律上の上限であり、多くの会社がこの金額を基本としています)。

当社・すむたすでも、お客様へ直接、リノベーション済みの中古マンション(リノベマンション)の販売を行っています。

会社によって販売のスタイルは異なりますので、リノベマンションを中心に検討されている方はぜひ供給する各社のサイト等を見てみてください。「買取再販」「リノベマンション」等で検索すると、該当する会社がヒットするはずです。

今回は初めての購入を想定したお話でしたが、読者の皆様の中には既に持ち家があり、今後の買い替えを検討されている方もいらっしゃるかと思います。次回は「買い替え」の場合の進め方や注意点についてお話します。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。