東芝は3日、Windowsタブレット「dynabook Tab」シリーズの2015年秋冬モデルを発表した。ワコムと共同開発したペン入力方式「アクティブ静電結合方式」を採用したタブレットで、今回10.1型モデルで新たにWindows 10 Homeを搭載した。

発売は10月下旬。価格はオープン。店頭予想価格は、キーボード付属モデル「dynabook Tab S90/TG」が税別90,000円前後、単体モデル「dynabook Tab S80/TG」が税別80,000円前後。

dynabook Tab S90/TG

dynabook Tab S90/TG

「dynabook Tab」シリーズは、ワコムと共同開発したペン入力方式「アクティブ静電結合方式」と、ペン先位置を正確に検知するなどの同社独自技術を組み合わせ、太さ約0.2mmの線でも精度が高い手書き入力が行えることが特徴。付属のペンは2,048段階の筆圧検知に対応する。

「dynabook Tab S90/TG」(S90/TG)は「dynabook Tab」の10.1型モデルで、ジェスチャ操作も可能なタッチパッド搭載のスタンド兼用キーボードが付属するモデル。

付属のキーボード

最大100万ページ分のメモが保存できる「TruNote」、ホワイトボードや黒板、雑誌などを端末のカメラで撮影することで自動的に補正、テキスト化する「TruCapture」、端末に内蔵された2つのマイクにより録音した音声から、最大10人まで話し手を識別できる「TruRecorder」などのアプリを標準搭載。2015年秋冬モデルでは、モアレ除去機能を追加した新バージョンの「TruCapture」を搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB、画面解像度が1,280×800ピクセル。背面には約800万画素、前面には約120万画素のカメラを内蔵する。カラーバリエーションはサテンゴールド1色。モバイル版Officeをプリインストールする。

通信面では、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0に対応。インタフェースはmicroHDMI×1、microUSB×1、microSDカードスロット×1など。本体サイズ/重量は、W175.0×H258.8×D9.1mm/約565g。最大連続駆動時間は約7.0時間(JEITA 2.0)。

付属するキーボードは、キー数87キー、キーピッチ17.5mm、キーストローク1.5mm。Bluetoothで接続する。

dynabook Tab S80/TG

「dynabook Tab S80/TG」は、S90/TGからキーボードを省いたモデル。キーボード以外の仕様はS90/TGに準じる。

上面

下面

右側面

左側面

2,048段階の筆圧検知に対応したペン