コミュニケーションデザイン総合研究所は15日、三大都市圏在住の既婚・恋人がいる20~40代の男女を対象に実施したクリスマスプレゼントの傾向に関するアンケート調査結果を発表した。同調査は10月22日・23日にインターネット上で行われ、1,236名から有効回答を得た。

それによると、2010年のクリスマスプレゼントの平均予算額は、男性が2万1,000円、女性が1万4,000円で、女性が貰うプレゼントの方が男性より高くなると予想される。一方、相手に期待するプレゼントの平均金額は、男性が1万3,000円、女性が1万8,000円だった。

女性に聞いた、夫や彼が自分へのプレゼントを選ぶ際に重視してほしい要素で最も多かったのは、「日常的に使える、実用的である」で60.8%。2位の「キレイになれる」も55.3%に上った。男性に聞いた、妻や彼女が自分へのプレゼントを選ぶ際に重視してほしい要素でも、「日常的に使える、実用的である」(51.5%)が1位を獲得。2位は「予算に収まる・リーズナブル」(34.0%)だった。

女性が今までに夫や彼からプレゼントされたことがないもののうち、もらえたら嬉しいものは何かと聞くと、1位は「美容家電」で41.6%。以下、2位「生活家電」(31.2%)、3位「IT機器・AV機器」31.0%との順になった。

男性に対しても同様の質問をしたところ、最も多かった回答は「IT機器・AV機器」で43.1%。以下、2位「腕時計」(33.8%)、3位「生活家電」(26.9%)と続いた。これらの結果から、男女ともに「家電製品」が今年の"狙い目"のプレゼントであるとしている。

男性に狙い目のプレゼントは「IT機器・AV機器」 2010年の注目商品例:アップル「iPad」

女性に狙い目のプレゼントは「美容家電」 2010年の注目商品例:パナソニック「ナノケア」(EH-SA60)

なお消費動向に詳しい電通総研の大屋洋子氏は今回の調査結果について、「人との繋がりを強く求め、また決して無理をしない"身の丈消費"を好む今の生活者」の傾向が表れていると解説している。