米NVIDIAは13日、DirectX 11をサポートするFermi世代GPUの新モデルとして、「GeForce GTS 450」を発表した。搭載グラフィックスカードの発売は、主要カードベンダを通して本日より開始される。米国向け製品の参考価格は129ドル。

「NVIDIA GeForce GTS 450」のリファレンスカード

Fermi世代の新グラフィックスコア「GF106」(コードネーム)を採用した普及クラスのGPU。製造プロセスは40nmで、DirectX 11/Shader Model 5.0をサポートする。SP(CUDAコア)数は192基、コアクロックは783MHz、シェーダクロックは1566MHz、テクスチャユニット数は32基、ROP数は16基、メモリタイプはGDDR5で動作クロックは902MHz(データレート3608MHz)、メモリ接続バスの帯域は128bitで、メモリ容量は1024MB。

ほかバスインタフェースはPCI Express (2.0)。映像出力端子はDVI-I×2、Mini HDMI。公称最大消費電力は106Wとされ、補助電源コネクタは6ピン×1。

「GF106」コアのブロックダイアグラム。GTX 460の「GF104」を真ん中で半分に切ったような構成だ