NECは7月23日、同社相模原事業場内にある100%出資子会社 NECエナジーデバイスにて、自動車用の高性能リチウムイオン二次電池用電極の量産を開始したことを発表した。

NECエナジーデバイスは、NECトーキンの大容量ラミネートリチウムイオン二次電池事業を分社化するかたちで4月1日に設立された新会社。NECグループにおける「環境・エネルギー事業」の中核事業として位置付けられている。

量産が開始された電極は、NECと日産自動車の合弁会社 オートモーティブエナジーサプライに供給されることになっており、同事業場では年度内に電池容量ベースで年間200万kWh以上の電極生産能力にまで増強される予定。

なお、同事業は神奈川県や相模原市、経済産業省の採択事業の1つとされている。