米WD(Western Digital)は7月27日(現地時間)、記憶容量が1TBと750GBの2.5インチ・ハードディスクドライブ(HDD)「WD Scorpio Blue」を発表した。価格は1TBモデル(WD10TEVT)が249.99ドル、750GBモデル(WD7500KEVT)が189.99ドル。両製品ともに出荷開始されているが、1TBモデルは現時点でMy Passport Essential SE USBドライブ(1TBモデル:299.99ドル)での提供となっている。

WDは1枚あたり333GBのプラッタ技術により1TBモデルを実現した。回転数は5400rpmで、バッファ容量は8MB。対応インターフェイスはSATA(3Gb/s)。平均レイテンシは5.5msだ。静音動作のWhisperDrive、衝撃からHDDヘッドとプラッタを保護するShockGuard、HDDヘッドの消耗を防ぐSecureParkなどのテクノロジを備える。

Scorpio Blueの80GBから500GBまでの7モデルの厚さが9.5mmであるのに対して、1TBモデルと750GBモデルは12.5mmである。2.5インチHDDを搭載する薄型ノートPCの多くでは9.5mmフォームファクタが採用されているため、Scorpio Blue 1TB/ 750GBは外付けのポータブルUSBドライブ、デスクノート、小型デスクトップPC向けモデルという位置づけになる。