Google App Engine

Google App Engineの対応言語にJavaが追加された発表は、Javaデベロッパによって多くの場合は讃辞をもって受け止められた。発表があって以来、Javaを使ったプロダクトやフレームワーク、ライブラリを開発しているデベロッパがGoogle App Engineで動作させてみたという発表を各々のブログを通じて活発に実施している。クラウドプラットフォームとしての制限があるためすべての機能が素直に動作するわけではないようだが、新しいプラットフォームとして軽快なでだしといえそうだ。

そうした反応のひとつに、gregwに掲載されたGoogle AppEngine uses Jetty!がある。Google App EngineのサーブレットコンテナとしてJettyが採用されているようだ、という内容だ。SDKにJettyのクラスが含められているほか、例外を発生させた場合にもスタックトレースからJettyが使われていることを確認できるという。

先日、8日(米国時間)に発表されたばかりのGWT最新版、GWT 1.6もこれに連動する動きをみせている。GWTはJavaでWebアプリケーションを開発するためのツールキット。これまではTomcatをベースとしていたが、GWT 1.6ではJettyへ移行している。GoogleがApps EngineやGWTにおいてJettyを採用したことで、これからのインターネットにおけるサーバの割合にも影響がでる可能性がある。