コンピューター関連部品やPC、モニターなどの世界的なメーカーとして知られるMSI(エムエスアイコンピュータージャパン)が、3月12日(水)に東京・笹塚にて企業向け内覧会を開催する。
会場では、同社の法人向けPCやモニターの最新ラインナップが展示されるほか、担当者による製品の説明や導入事例の紹介、名刺交換なども行われる予定。PCの導入を検討している企業のIT担当者にとっては、実機に直接触れて性能や使い勝手を確かめたり、業界関係者との交流を深めたりする絶好の機会になりそうだ。
ここでは、内覧会で展示される製品のうち、オフィスでの利用に適したミニPC「Cubi NUC 1M-042JP」と27型モニター「PRO MP273U」をピックアップして製品の特徴や活用シーンなどを紹介していこう。
省スペースと生産性アップを両立するミニPC+大型モニター
今回の内覧会では、PCやその関連機器が数多く展示される予定だ。そのうち、企業のオフィスや受付、教育現場、医療現場、デジタルサイネージなど幅広いシーンで活躍するのが、手のひらサイズながらパワフルで拡張性の高いミニPC「Cubi NUC 1M-042JP」と27型高画質液晶モニター「PRO MP273U」。ここでは各製品の特徴や便利な活用方法を解説していく。
Cubi NUC 1M-042JP
手のひらサイズながら高性能でオフィス業務が快適
MSIの「Cubi NUC 1M-042JP」は、135.6(幅)×132.5(奥行き)×50.1(高さ)mmという超小型サイズを実現したデスクトップPCだ。フットプリント(占有面積)がCDケースとほぼ同じで、机の上のちょっとした空きスペースにも容易に設置できるのが大きな特徴。
コンパクトながら、高性能なインテル Core 7 プロセッサー 150Uを搭載しており、Officeアプリを使用した文書作成や写真のレタッチなどの作業を快適にこなすことができる。同CPUは高性能なPコアが2基、高効率なEコアが8基、合計10コア12スレッドで構成されており、処理速度が高速なだけでなく省電力性が高いのもオフィス利用に向いているポイントだ。
OSには強力なセキュリティ機能を標準で搭載し、リモートデスクトップなどのビジネスに欠かせない機能も数多く装備したWindows 11 Proエディションを採用。サイバー攻撃などの脅威からPCを保護しながら、業務の効率化を図って生産性を高めることが可能だ。
最大4画面のマルチモニターで生産性アップ
小型軽量にもかかわらず、インタフェースが充実しているのも特徴のひとつ。本体前面にはUSB 3.2 Gen2 Type-A×2、オーディオコンボジャック×1、microSDカードリーダー×1が、本体背面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、Thunderbolt 4×2、有線LAN×2、HDMI 2.1×2が搭載されており、別途アダプターやドックなどを用意しなくてもさまざまな周辺機器を直接つないで使用することが可能だ。また、搭載しているThunderbolt 4端子の1つは電源入力にも対応しており、Power Delivery給電に対応したPCモニターと接続することで映像出力と給電をType-C 1本で行うことができるのも魅力の一つだ。
映像出力端子は全部で4系統(HDMI 2.1×2およびThunderbolt 4×2)装備されており、それぞれ外付けモニターをつなげば最大4画面の同時出力が可能。マルチモニター環境を構築して作業効率をアップすることも簡単に実現できる。
本体をモニター背面に装着することも可能
製品にはVESAマウントキットが付属しており、VESA75/100規格に対応したモニターの背面に取り付けて一体型PCのように使うこともできる。設置スペースに余裕がない場所で使いたい場合に役立つ。PC本体を完全に隠して目に入らないようにするのも簡単なので、オフィスでの利用だけでなく、企業の受付端末やデジタルサイネージなどの用途にも活用することが可能だ。
ちなみに製品には電源スイッチ延長ケーブルが付属しており、本体の専用ポートにつなげば設置場所に関係なく手元で電源を入れることができる。モニター背面に本体を取り付けた際に手さぐりでスイッチを探さなくてすむのが便利だ。
AIアシスト機能で作業効率アップ
PC本体にプリインストールされているソフトウェア「MSI Center」には、モニターの色合いをユーザーの使用ソフトに合わせて自動で最適化する「MSI AI Engine」が搭載されている。手動で調整しなくても精度の高い色合わせが可能なので、画像・動画編集やWebコンテンツ制作など、色味の正確性が求められるクリエイティブ業務の効率アップに役立つ。
また、AIアシスタント機能の「Microsoft Copilot」も搭載されており、チャット形式で質問するだけで情報を検索したり、文章の要約や画像生成などを利用したりできる。文章の校正や他言語への翻訳なども可能。メール作成やデータ分析、プレゼン資料作成などに利用すれば、一から文章を考える手間を省いて時間の節約や、誤字脱字などを修正して文書の完成度を高めることも容易だ。
PRO MP273U
高画質&高解像度でクリエイティブ制作に大活躍
ここまで紹介してきたミニPC「Cubi NUC 1M-042JP」と組み合わせて使うのにおすすめしたいのがMSIの「PRO MP273U」だ。同製品は設置性と画面サイズのバランスがよい27インチの外付け液晶モニター。視野角の広いIPSパネルを採用しており、斜めから見ても色の変化が少なく美しい表示を楽しめる。表面反射の少ないノングレア(非光沢)パネルのため、明るい場所でも映り込みが気にならないのもいいところ。複数人で画面を見ながら情報共有がしやすいので、個人利用だけでなく、打ち合わせや会議、プレゼンなどで使うモニターとしても最適だ。
再現できる色の範囲(色域)も広く、国際標準規格のsRGBを99%、デジタルシネマ向け規格のDCI-P3を98%、クリエイティブ用途で用いられることの多いAdobeRGBを93%カバーしている。制作物の正確な色味を画面上で確認しやすいため、製品パンフレットやプロモーション映像、クライアントと共有する資料など、厳密な色を求められるコンテンツを安心して制作できるのも魅力的なポイント。
解像度は、一般的なフルHD(1920×1080ドット)の4倍の情報量を持つ4K UHD(3840×2160ドット)を実現している。小さな文字や画像のディテールが潰れにくく、極細の線もシャープに表現できるため、画面上で印刷物などの仕上がりをイメージしやすいのも使いやすい部分。ビジネスからクリエイティブまで幅広い用途で活躍してくれそうだ。
生産性を高める優れた機能を搭載
画質のよさだけでなく、業務の効率や使い勝手を高める機能が数多く搭載されているのも「PRO MP273U」の特徴。
たとえばVESAマウントに対応しており、ミニPC「Cubi NUC 1M-042JP」をモニター背面に取り付けて使用することができる。また3W+3Wのステレオスピーカーが内蔵されており、別途外付けスピーカーを用意しなくても手軽に迫力あるサウンドを楽しむことも可能。配線でごちゃごちゃしがちな机周りをスッキリさせて、作業スペースを広く取ることができるのは仕事の効率アップに大きく貢献してくれるはずだ。
このほかにも、画面の上下の角度を-5°〜20°の間で調整できるチルト機能や、台座前方にある溝部分にスマートフォンを固定できるスマートフォンスタンド機能が搭載されているなど、細かい使い勝手に配慮されているのもポイントになっている。
MSIの法人向け製品を体感するチャンス
コンパクトな本体に高性能なプロセッサーや高速メモリを搭載し、充実したインタフェースを備えたミニPC「Cubi NUC 1M-042JP」と、色再現性に優れる27型4K UHD液晶モニター「PRO MP273U」。内覧会ではこれら2製品に加え、MSIの法人向け製品が多数展示される。
それらの性能や使い勝手を実際に触れて確かめたり、MSIの担当者に気になることを質問したりするには、今回の内覧会は絶好のチャンスと言える。オフィスにPCやその関連製品の導入を検討している情シスやIT担当者は、この機会に参加してみてはいかがだろうか。
[PR]提供:エムエスアイコンピュータージャパン