ご家庭でお馴染みになってきた「ロボット掃除機」。最近は参入するメーカーも増加し、さまざまな種類が出ていますが、どれを選べば良いのかと悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。

今回は、家庭用ロボットメーカーとして有名な「エコバックス(ECOVACS)」より、最新の全自動ロボット掃除機「DEEBOT T30 OMNI」をお借りしました。製品ページを見ると、トップクラスの吸引力に、コンパクトになった全自動クリーニングステーション、自動リフトモップ、毛絡み防止ローラーブラシ……と、さまざまな機能が備わっているようですが、実力が気になるところ。いろいろな角度から検証しました。

エコバックスは業界リードする製品を開発。グローバルで展開する有名メーカー

エコバックスは、さまざまなロボット製品を販売しているグローバル企業です。その製品は世界170か国、2,800万以上の世帯で使われています。最近は日本の家電量販店などでもよく見るようになったので、知っている方も多いのではないでしょうか。

床用ロボット掃除機以外にも、窓用ロボット掃除機、ロボット空気清浄機などを開発しており、エコバックスの代表的な製品であるDEEBOT Xシリーズの販売台数は、世界で累計160万台。最新の革新的な機能が搭載されており、あっと驚くような技術力で、あらゆる困りごとを解決してくれます。

頼りになる全自動クリーニングステーション。ゴミ捨て、モップ洗浄、乾燥まで全自動

ロボット掃除機は、吸引に特化したタイプから、水拭きも吸引もできるタイプまで、選択肢が増えています。ただし、「できること」が増えても、それが「正確にできるか」は別問題。ちゃんと吸引できていなかったり、水拭きにムラがあったり、端のほうに汚れが残ってしまったり……といったことではガッカリです。そういった不満を解消した最新モデルが「DEEBOT T30 OMNI」です。

「DEEBOT T30 OMNI」は、ごみの収集やモップの洗浄などを全自動で行うクリーニングステーションが付属。前面側には浄水用タンク、背面側に汚水用タンクがあり、回収したゴミを溜めておけるダストパックがダスト回収キャビンに格納されています。

  • 全自動クリーニングステーション。従来の機能はそのままに、体積を従来モデルより削減! どちらのタンクもそのまま出し入れすることができます。

  • 前面側には浄水用タンク、背面側に汚水用タンク。浄水タンクは透明で、水位が一目でわかります。

  • 浄水用タンク(左)と汚水用タンク(右)を取り外したところ。浄水用タンクに水を入れておきます。

  • 前面のカバーを外すと大容量ダストバッグがあります。ここにゴミを収集するので、こまめなゴミ捨ては必要ありません。

ロボット掃除機本体の特徴

ロボット掃除機本体は、裏側にモップが2個、サイドブラシ、メインブラシという構成です。表面はトップカバーを外すとダストボックスを取り出せますが、ゴミは常に全自動クリーニングステーションに吸引されるので、ここを開けることはほぼありません。

  • 本体はシンプルで、スッキリしたデザイン。

  • モップはデュアル加圧回転式モップ。厚みがあってしっかりしています。

  • 天面のカバーを外し、ダストボックスを取り出すことができます。こまめにゴミを捨てないと吸引力が落ちてしまいますが、ステーションに自動でゴミが収集されるので、いつもダストボックスは空の状態です。

  • 裏にはゴミをかき集める役割のサイドブラシが付属。

  • 中心にメインブラシと吸引口。11,000Paとトップクラスの吸引力を誇ります。

部屋や汚れの度合いに合わせて細かくカスタマイズできる、無料専用アプリ「ECOVACS HOME」 

無料の専用アプリ「ECOVACS HOME」をダウンロードし、最初に浄水用タンクに水を入れてからスタートします。マッピングも早く、正確です。

  • あっと言う間にマップが完成!

アプリでは、清掃設定「吸引のみ」「水拭きのみ」「吸引しながら同時に水拭き」「吸引後に水拭き」から選ぶことができます。水量も3段階+カスタム、清掃回数は1回と2回から選択可能。自由度が高く、床の状況や汚れの度合いに合わせて細かく変えられることに驚きました。

  • 清掃設定を選ぶことができます。組み合わせはいろいろで、部屋ごとに指定も可能。

11,000Paの圧倒的な吸引力と、壁のギリギリまで届くモップで端までピカピカに

アプリで吸引とモップかけを選び、お掃除スタート。最初に部屋の外周を掃除するのですが、右側のモップがスッと飛び出てきたので驚きました。これは、モップが伸びて壁際ギリギリまで近づけるTruEdgeアダプティブエッジモップを搭載しているためで、1mmまで近づくことができます。ロボット掃除機が苦手なキワの掃除まで、モップが当たってしっかりキレイになっています。

  • 右側のモップが出てくる様子。端までキレイに掃除してくれます。

動画で見るとよく分かります。端までスーッとモップが動き、キワの汚れも逃しません!

外周の掃除が終わったら、規則正しく内側を埋めるように掃除していきます。左右2つの加圧回転式モップで床をしっかり擦りながら汚れを水拭きで落としています。試しに醤油をたらしておきましたが、1回通っただけでもキレイに落ちていました。

  • 居間の中心あたりに醤油をたらしてみました。

  • フローリングがピカピカに。どこに醤油をこぼしたのかもわからない……。

汚れたモップのまま、すべての部屋を掃除するわけではありません。アプリでは、モップの自動洗浄頻度を「10分」「15分」「25分」から選択でき、部屋別でも指定できます。例えば、汚れたキッチンを掃除したらいったんステーションに戻ってモップを洗い、再開することもできます。

  • 床が汚れていたら自動洗浄頻度を短くしておけば安心です。

モップは70度の温水で洗うモードがおすすめ。汚れもニオイもきれいに落ちます。醤油はニオイが残りやすいのですが、自動洗浄後は気になりませんでした。

なお、アプリでいろいろ設定を変えられるのは便利ですが、特に設定を変えずに掃除をスタートさせたいという方には、フットタッチコントロール機能が便利です。バンパーを軽く足でタッチするだけで掃除を開始することができます。

  • バンパーをちょっと押すと自動で掃除が開始されます。

モップが自動的にリフトアップ! カーペットを濡らすことなくゴミをしっかり吸引

カーペットを敷いている場所にモップをかけると濡れてしまうので避けたいものですが、「DEEBOT T30 OMNI」は、自動リフトモップシステムを搭載しているので大丈夫。カーペットを検知するとモップが持ち上がって、吸引モードに切り替わります。さらに、汚れが落ちにくいカーペットの上では最大の吸引力に。カーペットが濡れたり、汚れたりすることがなく、しっかりゴミを吸引します。

カーペットの前でいったん止まり、回転したモップが停止し、持ち上がる。これなら安心です。

カーペットの上に細かい砂とペットのトイレ砂を置いてみました。一般的なクリーナーで掃除をしても、繊維の奥底に砂が入りこんでしまったり、トイレ砂がはじき飛んで広がってしまったり、キレイにするには大変な組み合わせです。

  • 吸引力が強くないとカーペットの汚れは取れないですが……。

  • 縦横一度ずつ通っただけでこんなにキレイに!

一般的にこの量のゴミが床にあることはほぼないと思いますが、吸引力がパワフルなので、ほぼ取り切っていました。

ただし、リフトアップは9mmまで。毛足の長いカーペットの場合は、アプリから「カーペットを迂回」というモードを選んでおくと安心です。このように、きめ細かく設定できるのは嬉しいですね。

家具や障害物を正確に認識、回避

家庭内には、家具などはもちろん、コードやスリッパなどいろいろな障害物があります。それらを巻き込んで止まってしまうようでは、留守中に掃除を任せることはできません。

そういったトラブルを防ぐためにセンサーで障害物を3D認識し、回避するシステム「TrueDetect 3D 3.0」を搭載しています。障害物を正確に回避できることも魅力のひとつです。

  • カーテンのドレープに沿って丁寧に掃除をする様子。

  • ぶつかりそうな家具の脚ですが、正確に回避しながら隅まで掃除してくれました。

障害物を避けている様子。はっきりと認識していることがわかります。

ロボット掃除機が家具などにぶつかると音や傷が気になりますが、「DEEBOT T30 OMNI」は、ロボット掃除機本体が障害物をきちんと避けるので、安心して使うことができそうです。

モップは自動洗浄&乾燥でいつでも清潔。メンテナンスが楽なのも高ポイント

個人的にとても気になるのが、モップを乾燥した後の状態です。しっかり乾燥していなければ雑菌が付着したままになってしまいます。同モデルは熱風で自動乾燥することができ、時間は「2時間」「3時間」「4時間」から選択ができます。

メインブラシは、ZeroTangleテクノロジーを採用した絡まり防止ローラーブラシを採用しており、髪の毛などが絡みにくい構造となっています。床に髪の毛が落ちている状態で何度も掃除しましたが、髪の毛が絡まることはありませんでした。ステーションに自動でゴミが収集されるとは言え、そういった面でもとてもラクでした。

  • メインブラシに髪の毛がまきついていない!

ステーション前面のカバーを外すと、大容量ダストバッグが内蔵されています。ダストバッグがいっぱいになったら丸ごと捨てて交換するだけでOK。引っ張るとフタが閉まるような構造で、ゴミが舞い散らず、手間もかかりません。

  • 引っ張り出すと穴にフタがされるので、ゴミが飛び出ない大容量ダストバッグ。

モップを洗う台の部分(クリーニングシンク)も取り外せます。何回かチェックしたところ、大きく汚れていることはなかったのですが、一部ゴミがついていました。そういったときも、簡単に外せて水でサッと洗えるから便利でした。

  • たまに気になる台座の奥。簡単に外せるのは嬉しい。

  • 汚水タンクには汚れた水が結構溜まっていました。しっかり水拭き掃除して、モップを洗ったことがわかります。

  • 醤油などで汚したモップも、高い洗浄力でキレイに!

  • モップは自動洗浄で十分キレイになりますが、簡単に外せるので、お手入れをすることもできます。

日々のお掃除から解放される「DEEBOT T30 OMNI」

試している間、2日に1度の頻度で吸引+水拭きを行っていましたが、いつも床がサラサラ。自分で掃除機がけをして、シート式のワイパーで掃除をするよりも、はるかに楽でキレイでした。自分ではキレイにしたつもりでも、意外と見落としが多いもの。特に掃除しにくいソファの下や椅子の下も丁寧に入りこんで掃除をしてくれてピカピカです。

「DEEBOT T30 OMNI」は飛び出るモップでキワまで掃除してくれるので、特に汚れやすいキッチンは隅々までキレイになって感動しました。移動に無駄もなく、最短で掃除してくれるところも気に入っています。

さらに、億劫なモップの洗浄から乾燥までしてくれるので、本当にラク。乾燥後、「モップがしっかり乾燥している」ということも、地味ですが大事なポイントです。

面倒な床の掃除から解放されたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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