品質の高さと手厚いサポートで人気があるエプソンダイレクトから、14型ノートPCの新製品「Endeavor NA711E」が登場した。気軽に持ち運べる薄型軽量ノートPCとしてビジネスパーソンから絶大な支持を集めてきた「Endeavor NA710E」の後継機にあたる製品で、前モデルのよさはそのままにCPUなどの性能を強化しているのが特徴。今回その実機を試すことができたので、実際に使ってみて分かった製品の魅力をポイント別に紹介していこう。

  • 14型ノートPC「Endeavor NA711E」

ビジネスパーソンにおすすめしたい5つのポイント

エプソンダイレクトのノートPCは、モバイル向けモデルからクリエイティブ業務に向けたモデルまで、使い方に合わせた幅広い製品が用意されている。そのうちテレワークやハイブリッドワークなどの新しい働き方に適したPCとして注目したいのが「Endeavor NA711E」だ。大きく見やすいサイズの液晶ディスプレイや第12世代Coreプロセッサーを搭載しながら1kgを切る質量を実現しており、場所にとらわれずにどこでも効率よく作業できるのが人気の理由。特に魅力を感じた部分を紹介していこう。

【ポイント1】とにかく薄くて軽い

前モデルでも評価の高かった薄型軽量ボディは、新モデルにもそのまま受け継がれている。本体のフットプリントは幅が約322.0mm、奥行きが約216.8mmで、A4ファイルとほぼ同じ大きさ。厚みも約16.5mmと薄い。天面も底面も凹凸の少ないフラットな形状なので、バッグにも紙の書類などと一緒にスムーズに収納できる。

  • 厚みは約16.5mmと非常にスリムだ

本体素材に軽量で剛性の高いマグネシウム・アルミニウム合金を採用して約912gという質量を実現しているのもポイント。これくらい軽いと毎日持ち運ぶのも負担に感じにくい。

  • マグネシウム・アルミニウム合金を採用して薄型軽量ボディと剛性の高さを両立している

薄くて軽いといっても本体の堅牢性は高く、天面耐圧は約200kgfをクリアしている。またボディ表面は質感が高いだけでなく、汚れや傷が付きにくく目立ちにくいのも嬉しい部分。これならインナーケースなしで無造作にカバンの中に入れても、気軽に持ち運ぶことができそうだ。

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【ポイント2】バッテリー駆動時間が長い

外出先に持ち運ぶ際に気になるのがバッテリー駆動時間。本機の場合はフル充電時に約13時間(※JEITAバッテリー動作時間測定法Ver2.0にて測定)の長時間駆動を実現している。一日中出先で作業をしなければならない場合も、これならコンセントのある場所を探し回らなくても済みそうだ。

実際に使ってみて便利に感じたのが、プリインストールされている電源管理ツール「エナジーセーブユーティリティ」。リチウムイオンバッテリーはフル充電の状態が続くと劣化しやすいと言われるが、エナジーセーブユーティリティを使うと、その充電を停止するバッテリー容量を60〜100%の間でカスタマイズすることが可能。本機の場合はデフォルトで80%に設定されており、ACアダプターにつなぎっぱなしで使ってもバッテリーが劣化しにくくなっている。

  • 電源管理ツール「エナジーセーブユーティリティ」の画面。AC電源につなぎっぱなしでもバッテリーが劣化しにくくなるよう設定できる

ちなみに、本機はバッテリー容量80%でも約8.7時間(※JEITAバッテリー動作時間測定法Ver2.0にて測定)の駆動が可能。通常はこれくらいの容量で運用し、長時間出先で使用する予定のあるときだけ100%充電するのがよさそうだ。エナジーセーブユーティリティには、そのためのスケジュール機能も用意されている。それを使えば、出社する曜日は100%まで充電し、在宅勤務の曜日は60%で充電を停止するようなこともできる。まさに出社と在宅勤務が混在するような現代の働き方にぴったりの機能と言えるだろう。

  • バッテリー診断ツールも標準搭載されている

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【ポイント3】音声がクリアでオンライン会議が快適

オンライン会議は日常の業務に欠かせない手段になりつつあるが、会議に参加する際に必要なのが、Webカメラやマイク、スピーカーなどの機能。本機の場合はHD画質で撮影できるWebカメラとノイズキャンセラー搭載デュアルマイクに加え、1.5Wステレオスピーカーを標準で内蔵しており、ヘッドセットや外付けスピーカーなしでもクリアな音声でコミュニケーションを取ることができる。

  • 本体底面の左右には1.5W出力のステレオスピーカーが搭載されている

WebカメラはEnhanced Sign-In securityに対応しているため、あらかじめ顔を登録しておけばパスワードレスで瞬時にログインできる。出先で使用する場合も、周りを気にしながらパスワードを入力する必要がないのはとても便利だ。

  • Windows Helloの顔認証にも対応したWebカメラが内蔵されている

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【ポイント4】視認性の高い液晶ディスプレイ

ノートPCで業務を行う際、その生産性に影響しやすいのがディスプレイの見やすさだ。小さ過ぎると効率が落ち、大きいと本体サイズも大きくなって持ち運びにくくなる。そこで最近は15型に近い見やすさを持ちながら、13型と同等の本体サイズを実現できる14型の人気が高くなっている。

本機もそのひとつ。14型フルHD(1,920×1,080)の液晶ディスプレイを搭載しており、見やすく細かい作業がしやすい。Word文書やExcelの表なども、広い範囲を見渡しながら効率的に作成することができる。

  • 14型フルHDのノングレア液晶ディスプレイを搭載する。視野角が広く、色再現性も良好。NTSC比で72%、sRGB対応の広色域で写真編集などでも活躍してくれそうだ

液晶パネルはノングレアのため映り込みが少なく、明るい場所でも画面に集中しやすく目が疲れにくくなっている。視野角は垂直・水平ともに170°を実現しており、斜めから見た際に色味の変化が少ないのも特徴。ディスプレイは最大180°まで開けるので、対面での打ち合わせで相手と画面を共有しやすいのもビジネスシーンでは便利な部分だ。

  • ディスプレイは最大180度まで開くことができる

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【ポイント5】充実したインタフェース

最近のノートPCは薄型化のためインタフェースが省略されがちで、周辺機器をつなぐためにアダプターやドックが必要になることも多い。その点、本機はビジネスシーンで使用されることの多い端子が豊富に搭載されており、アダプターやドックなしでもさまざまな周辺機器をつないで使用することができる。

本体左側面にはACアダプターコネクター、HDMI出力、USB 3.2 Gen2(Type-A)、Thunderbolt 4端子が、右側面にはmicroSDカードリーダー、ヘッドホン/ヘッドホンマイク共用入出力端子、USB 3.2 Gen1(Type-A)、セキュリティロックスロットが搭載されている。

  • 本体左側面にはACアダプターコネクター、HDMI出力、USB 3.2 Gen2(Type-A)、Thunderbolt 4端子が搭載されている

  • 本体右側面にはmicroSDカードリーダー、ヘッドホン/ヘッドホンマイク共用入力端子、USB 3.2 Gen1(Type-A)、セキュリティロックスロットが搭載されている

このうちThunderbolt 4端子はUSB PDに対応しており、市販のUSB充電器などを使って本体に給電することもできる。またDisplayPort Altモードにも対応し、外部ディスプレイに映像出力することも可能。さらにデイジーチェーンにも対応しているため、対応ディスプレイを数珠つなぎで接続することもできる。そのため本体内蔵ディスプレイを含めれば、最大4画面まで同時出力することが可能だ。マルチディスプレイ環境を構築して在宅勤務の生産効率を上げたい場合も、容易に実現することができる。

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第12世代Coreプロセッサーの搭載でマルチタスクも快適

「Endeavor NA711E」はCPUにインテルの第12世代Coreプロセッサーを搭載しているのも魅力的なポイント。BTOではCore i7-1255U、Core i5-1235U、Core i3-1215Uの3種類から選択することができる。いずれもプロセッサー・ベース電力が15Wの省電力なCPUで、ビジネス文書作成や動画視聴、Web閲覧などの日常的な用途にはピッタリだ。

  • 第12世代インテルCoreプロセッサーを採用して高いパフォーマンスを実現している

第12世代Coreプロセッサーは、高性能なPコアと高効率なEコアを組み合わせてパフォーマンスと省電力を両立させているのが特徴。Core i7-1255UとCore i5-1235Uは10コア12スレッド(2Pコア+8Eコア)、Core i3-1215Uは6コア8スレッド(2Pコア+4Eコア)で、いずれも前世代に比べるとコア数、スレッド数ともに増えており、複数のアプリを同時に実行しても動作が重くなりにくい。オンライン会議をしながら文書をまとめたり、Webで情報を検索しながら資料を作成するような場合でも快適に行えるだろう。

今回試した製品には、このうちミドルクラスのCore i5-1235Uが搭載されていた。グラフィックスはCPU統合型のインテル Iris Xe グラフィックスで、メモリは24GB(デュアルチャネル)、ストレージはPCI Gen4×4接続の256GBのM.2 SSDという構成だった。

BTOのカスタマイズによってパフォーマンスは変わってくるが、参考までに「CINEBENCH R23」「PCMark 10」「3DMark」「CrystalDiskMark」などのベンチマークソフトでスコアを測ってみることにした。

まず、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」は、次の結果になった。

CINEBENCH R23 ベンチマーク結果
CPU(マルチコア) 5555pts
CPU(シングルコア) 1542pts

前世代のCore i5-1135G7と比較すると、シングルコア、マルチコアともに2割ほどアップしている。モバイル向けのプロセッサーとしてはかなりパワフルで、よほど負荷の高い処理でない限り性能不足を感じるシーンは少ないと思われる。前世代でもパフォーマンスは十分だったので、普段使いではここまでの性能が必要ない場面も多いだろう。用途によってはBTOで1ランク下のCore i3-1215Uを選んでコストを抑えるのもよさそうだ。

続いて、PCの総合的なパフォーマンスをチェックするため「PCMark 10」を実行してみた。

PCMARK 10 ベンチマーク結果
総合スコア 4910
Essentials 9599
Productivity 6785
Digital Content Creation 4932

快適に動作する目安は、基本性能を示すEssentialsが4100、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450となっているが、本製品はいずれも大きく超えている。普段使いはもちろんのこと、画像編集や映像編集などもある程度快適に行えることがわかる。

次に、グラフィック性能を測るため「3DMark」も試してみた。

3DMARK Time Spy ベンチマーク結果
Time Spy score 1176
Graphic score 1050
CPU score 3780

3DMARK Fire Strike ベンチマーク結果
Fire Strike score 2936
Graphic score 3289
Physics score 11200
Combined score 1009

3DMARK Night Raid ベンチマーク結果
3DMARK Night Raid 10707
Graphic score 12910
CPU Score 5444

CPU内蔵のグラフィックスとしてはなかなかの好成績で、画像編集や動画のちょっとした編集などには十分なパフォーマンスだ。なお、メモリがシングルチャネルの場合はインテル UHD グラフィックス同等となりパフォーマンスが少し落ちてしまうので、グラフィックス性能を重視するならBTOでカスタマイズする際にメモリをデュアルチャネルにしておくことをおすすめする。

最後に、「CrystalDiskMark」でストレージの性能も測ってみた。試用機にはPCIe Gen4対応のM.2 SSDが搭載されていたが、シーケンシャルリードが前世代PCIe Gen3の倍近い6,400MB/s前後出ており、その高速さがわかる結果になった。

CrystalDiskMark ベンチマーク結果
1M Q8T1 シーケンシャルリード 6430.10
1M Q8T1 シーケンシャルライト 2669.20
1M Q1T1 シーケンシャルリード 3887.97
1M Q1T1 シーケンシャルライト 2665.23
4K Q32T1 ランダムリード 656.69
4K Q32T1 ランダムライト 448.98
4K Q1T1 ランダムリード 92.14
4K Q1T1 ランダムライト 233.14

ここまでの性能が必要ない場合は、BTOでPCIe Gen3対応のSSDを選択することも可能。またPCIe Gen4対応でOPAL 暗号化機能付きSSDなどの選択肢も用意されているので、用途や利用シーンに合わせて選んでみてほしい。

手厚いサポートで購入後も安心

厚み約16.5mm、質量約912gという薄型軽量ボディに、14型の視認性に優れた液晶ディスプレイや長時間バッテリー、豊富なインタフェース、顔認証対応Webカメラなどのビジネスシーンで求められる機能をきっちり搭載した「Endeavor NA711E」。第12世代Coreプロセッサーを採用したことでパフォーマンスも大きくアップしており、これまで以上に幅広いシーンで快適に利用できるようになっている。

エプソンダイレクトの場合、BTOで購入時に内蔵バッテリーの交換サービスを選択できたり、最長6年の長期保証が選べるなど、国内メーカーならではの手厚くきめ細かいサポートメニューが用意されている。また万一製品が故障した場合、土日を含めて1日で修理を完了して返送してくれるなど、迅速な対応も魅力的。購入後も安心して使いたいユーザーにとっては、心強いサポート体制と言えるだろう。

テレワークやハイブリッドワークなどの新しい働き方に合ったノートPCを探している人や、性能が高く使い勝手のよいノートPCを探している人は、エプソンダイレクトのBTOを利用して自分の用途に合った1台を手に入れてみてはいかがだろうか。

  • 薄型軽量ボディにビジネスに求められる機能を満載した「Endeavor NA711E」

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「Endeavor NA711E」の主なスペック
メーカー エプソンダイレクト
商品名 Endeavor NA711E
ディスプレイ 14型フルHD(1,920×1,080)
CPU インテル Core i7-1255U プロセッサー
インテル Core i5-1235U プロセッサー
インテル Core i3-1215U プロセッサー
メモリ 8/16/24/40GB(PC4-3200 DDR SDRAM Non-ECC)
M.2 SSD 256/512GB(PCI Express×4)
256/512GB(PCI Express×4 PPAL準拠 暗号化機能付き)
256GB(PCI Express×4 DRAMレス)
光学ドライブ -
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス(i7/i5)
インテル UHD グラフィックス(i3)
※i7/i5の場合もメモリ8GBの場合はインテル UHD グラフィックスとなる
OS Windows 11 Pro 64bit
Windows 11 Home 64bit
Windows 10 Pro 64bit(Windows 11 Pro 64bitダウングレード)
LAN 無線:IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n対応 Wi-Fi + Bluetooth 5.2
インタフェース USB 3.2 Gen2(Type-A)×1、USB 3.2 Gen1(Type-A)×1、Thunderbolt 4(Type-C)×1、HDMI×1、microSDカード(SDHC/XC UHS-Ⅰ)リーダー、ヘッドホン/ヘッドホンマイク共用入出力端子
サイズ 約W322.0×D216.8×H16.5mm(折り畳み時/突起部含まず)
価格 197,340円(税込み)~

[PR]提供:エプソンダイレクト