マウスコンピューターは光学ドライブを搭載した17.3型ノートPC「mouse F7-i5」を発売した。一般的な14~15.6型のサイズよりも大きめではあるが、「大画面で作業したいけど、デスクトップPCなどを置くスペースを確保するのは難しい……」というような、家での作業がメインの人には注目の製品となりそうだ。
また、最近のノートPCでは少数派となっている、光学ドライブを内蔵している点も特徴。映像、音楽コンテンツを鑑賞したり、大容量データをディスクに焼いて渡したりなど、いまだ必要としている方も少なくないはず。今回、本製品の実機を借用したのでレビューしていこう。
CPUには第10世代(Comet Lake)の「Core i5-10210U」を採用
「mouse F7-i5」はOSに「Windows 10 Home 64ビット」、CPUに「Core i5-10210U」(4コア8スレッド、1.60~4.20GHz)を採用。メモリは8GB(DDR4-2666 SO-DIMM、8GB×1、最大64GB)、ストレージは256GB(PCIe Gen3 x4接続SSD)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載している。
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本体前面(上)と本体背面(下)
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右側面(上)には3.5mmヘッドセット端子、マイク入力、USB 2.0×2、光学ドライブ、セキュリティーロックスロット、左側面(下)には電源端子、有線LAN端子、D-sub、USB Type-C 3.1(USB Power Delivery対応)、HDMI、USB Type-A 3.0が用意されている
ディスプレイは17.3型フルHDノングレア(LEDバックライト、1,920×1,080ドット)を採用。HDMIとD-sub経由で外部ディスプレイを接続可能で、最大3画面のマルチディスプレイ環境を構築できる。
インタフェースはUSB Type-C 3.1(左側面×1、USB Power Delivery対応)、USB Type-A 3.0(左側面×1)、USB 2.0(右側面×2)、HDMI(左側面×1)、D-sub(左側面×1)、有線LAN端子(左側面×1)、3.5mmヘッドセット端子(右側面×1)、マイク入力(右側面×1)と、充実している。またテンキー付きなので、表計算などの作業もしやすそうだ。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)とBluetooth 5をサポートしている。
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パッケージには本体以外に、バッテリー、ACアダプタ、電源ケーブル、説明書類(製品仕様、ファーストステップガイド、Cyberlinkソフトウェアのご利用方法、サポートマニュアル、保証書)が同梱されている
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ACアダプターのコード長は実測150cm、電源ケーブルの長さは実測100cm
本体サイズはW399.9×D268×H25.3mm、重量は約2.42kg。やはり17.3型となると重量はそれなりにはなるが、室内のみの移動であれば十分可能だ。バッテリーは脱着可能で、容量は31Wh。バッテリー駆動時間は約4時間とうたわれている。
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ACアダプタの型番は「A19-045N1A」。仕様は入力100-240V~1.0A、出力19V 2.37A、容量45W。なおUSB Type-C端子がUSB Power Deliveryに対応。マウスコンピューターのBTOメニューから「USB PD 65W対応AC充電器」(3,278円/税込)を購入可能だ
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バッテリーの型番は「N750BAT-4」。容量は31Wh。バッテリーが経年劣化しても、本体を手元に置いたままバッテリーのみをマウスコンピューターのサポートセンターから購入できる
従来モデル「mouse F7」の標準構成はCPUが「Core i5-1035G1」、ストレージがSATA接続のSSD、無線LANがWi-Fi 5(11ac)だったので、CPU、ストレージ、無線LANのスピードが向上したことになる。その上げ幅については、後述するベンチマークで確認してみよう。
なお、OSはWindows 10 Home/Windows 10 Pro、メモリは8GB/16GB/32GB/64GB、SSDは256GB/512GB/1TB/2TB、HDDは、なし/1TB/2TB、光学ドライブは、なし/DVDスーパーマルチドライブ/DVD-ROMドライブ/Blu-rayディスクドライブなどを選択可能。オフィスソフトのあるなしを選べるほか、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンターなどの周辺機器もセット購入が可能だ。